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2018-08-28

植物の発芽・成長

【5年 植物の発芽・成長】

ポイント
植物の発芽と成長の2つの内容をまとめてあります。高学年になった初めて観察をする教材なので、ノート指導を、ていねいにやり、よいノートを何度も友だちと交流し、観察記録のやり方を教えたい単元です。教科書の流れに沿いながらも、「植物の発芽ツアー招待旅行」の楽しい工夫もあります。

1.ねらい

(身につけさせたい基礎的知識を中心に)
植物の・発芽・成長するための条件を理解する。
①植物は、水・空気・適温の3つの条件がそろった時に、種子の中の栄養分を使って発芽することがわかる。
②植物の成長には、日光と肥料が関係していることがわかる。

2.教科書を見ると

1次 植物の発芽(7時間)

目標 
植物の発芽について興味・関心をもって追究する活動を通して,植物の発芽について条件を制御して調べる能力を育てるとともに,それらについての理解を図り,生命を尊重する態度を育て,植物の発芽とその条件についての見方や考え方をもつことができるようにする。
①植物は,種子の中の養分を基にして発芽すること。
②植物の発芽には,水,空気及び温度が関係していること。

(1)発芽の条件 4時間
●発芽と水
・種子が発芽するための条件について話し合う。
・種子が発芽するために水は必要か、予想する。
・発芽に水が必要かどうか調べる。
・条件の整え方を知る。
●発芽と空気・温度
・水以外の発芽の条件を調べる方法を考える。
・種子が発芽するために空気は必要か、予想する。
・種子の発芽に温度は関係しているか、予想する。
・発芽に空気が必要かどうか調べる。
・発芽に温度が関係しているかどうか調べる。
・単元6の準備のために、アサガオの種子をまく。
(2)発芽と養分 3時間
●種子の中の養分
・種子の中に発芽するために必要な養分が含まれているか調べる方法を考える。
・ヨウ素でんぷん反応について知る。
・種子に養分があるか調べる。
●たしかめよう
◎「たしかめよう」、「学んだことを生かそう」を行う。

2次 植物の成長(4時間)

目標  
植物の成長のようすについて興味・関心をもって追究する活動を通して,植物の成長について条件を制御して調べる能力を育てるとともに,それらについての理解を図り,生命を尊重する態度を育て,植物の成長とその条件についての見方や考え方をもつことができるようにする。
①植物の成長には,日光や肥料などが関係していること。
1植物の成長の条件 4時間
・植物が成長するための条件について話し合う。
・植物の成長に,日光が関係しているか、肥料が関係しているか調べる方法を考える。
・植物の成長に日光が関係するかどうか調べる。
・植物の成長に肥料が関係するかどうか調べる。
・「たしかめよう」,「学んだことを生かそう」を行う。

3.学習指導計画(11時間)

①②発芽の条件 課題①植物が発芽する時に必要な条件を調べよう。(学習課題づくり)
③1回目の観察 課題②発芽する時に、必要な条件は何か観察しよう。
④2回目の観察
⑤種子の観察  課題③インゲン豆の発芽に必要な養分を調べよう
⑥ヨウ素液を使ったでんぷん調べ
⑦発芽から成長へ(植物の成長の条件)
⑧⑨植物の成長の条件の観察(発芽条件と同じように観察し、ノートに記録する)
⑩⑪植物の発芽と成長の条件(まとめ)

4.授業の記録

(1時間目)(2時間目)発芽の条件

課題① 植物が発芽する時に必要な条件を調べよう。(学習課題づくり)

【予想:水、日光、空気、適温、土、光】
・発芽条件を調べる観察のための容器をセット(一つの条件を比べるためには、他の条件を同じにする)
・インゲン豆の観察(根や芽のもとになるもの、子葉)
・大型試験管で水・空気・日光・適温を一度に調べる(別の太い試験管セット)
◆発芽条件  
A 水あり  日光あり 適温  空気あり ◆発芽条件の比較観察
B 水なし  日光あり 適温  空気あり ①水  BとA
C 水あり  日光なし 適温  空気なし ②日光 CとA
D 水あり  日光なし 冷たい 空気あり ③空気 EとA
E 水あり  日光あり 適温  空気あり ④適温 DとC
◆準備 
容器:各班5セット 水につけておいた種子  
観察用の表(5枚) 
大きな試験管セット  脱脂綿
植物が発芽する時に必要な条件を調べよう。(学習課題づくり)
・この板書は、班ごとに条件を考えてカードに書き、黒板に張り出して仲間分けした時の授業のもの。
植物が発芽する時に必要な条件を調べよう。(学習課題づくり)②


(3時間目)1回目の観察

課題②発芽する時に、必要な条件は何か観察しよう。 

・セット毎に観察して調べる。(観察は、2回行う)
・観察の観点を示して記録し、発表する。(根・茎・芽の形・大きさ・色に着目する)
考察:
①発芽に必要なものは水・空気・適温だと分かる。
②日光はなくても発芽する。しかし葉の色が薄く茎は細い。
準備 種子セット
【上:授業前の板書 下:授業後の板書→太い試験管セットも書いた)
発芽する時に、必要な条件は何か観察しよう。

発芽する時に、必要な条件は何か観察しよう。
【子どものノート】
◆発芽の条件は適温、空気、水が必要だとわかった。日光は必要ないが長細く弱々しいかんじがする。Aは茎も太く、色もこい。くきはじょうぶなかんじ

(4時間目)2回目の観察

発芽する時に、必要な条件は何か観察しよう。
【子どものノート】
◇植物の発芽の条件はAは発芽しBは発芽しなかった事から水が必要だと分かった。Dは、日光がなくても発芽したので日光の有無は関係ない。Eは発芽しなかったので適温も発芽に必要。Cは発芽しなかったことから空気は必要だ とわかる。発芽の条件は水・空気・適温。ぎゃくにこの条件が一つでも欠けていたら発芽しない。しかし、日光があ ったほうが元気に育つことがわかった。(ねらいに沿ってわかりやすく書かれている例です)

◇AとBをくらべると水を入れたAは発芽してBはしていなかったから発芽には水が必要。水だけ入れたCは水がくさっていて発芽していなかった。空気は必要。日光はなくても発芽した。でもAと比べて色がうすかった。冷蔵庫に入れたEはカチカチ(種子が)で何の変化もなかった。このように、日光は必要なく、水・空気・適温が必要と分かった。成長には何がいるのかなと思った。(2回目の観察は、発芽から成長への区切りがむずかしく水がくさりはじめていたことで空気の有無についてはほかの条件と混じってしまった。発芽の速さが班によって違うので観察を2回行ったが、観察を1回にするか2回にするかは検討したい。)

◇水は必要です。理由は種子が水分をふくみ、ひからびなくなるからです。かと言って水をあげすぎるのもよくないです。あげすぎると空気をもらえなくなるからです。ぼくは、植物もいきをしているのかなと思います。日光はあててもあてなくても育ちます。あてていると力強そうに色がこくて、くきが太くて、葉が大きかったです。あてないと弱そうに色がうすく、くきがほそかったです。温度は冷たすぎてもあつすぎてもだめです。このことで、水・空気・適温の3つではじめて発芽することがわかりました。(この子どもも、2回目は発芽と成長の条件がまざりあったような中だったのでこのような書

き方をしています。でも、自分のことばで大切なことをしっかり見ていると思います。)

(5時間目)種子の観察

課題③インゲン豆の発芽に必要な養分を調べよう

・発芽のまとめ(大きな試験管セット活用)
・インゲンの種子の観察 → 子葉・根のもと・芽のもと
・養分=でんぷん(植物と動物の違い)
⇒子葉の中のでんぷんを養分として発芽した
・ヨウ素液で、でんぷんの有無を調べる。
・種子の中のでんぷんを顕微鏡で調べる。
・顕微鏡の使い方を丁寧に扱う。
【前日から水につけておいた種子を観察】
前日から水につけておいた種子を観察
(4と5を2時間続きて行った年の板書です。子どもが持参したもののでんぷんも調べました。翌年からでん調べを1時
間とって行うようにしました。)
4と5を2時間続きて行った年の板書です。


(6時間目)ヨウ素液を使ったでんぷん調べ

自宅から持ち寄った食べ物(種子や野菜、加工食品)の中のでんぷんを調べ、植物の様々な種子にでんぷんがあり、イモ類にもあることに気付く。単元の最後の授業で、個別認識を豊かにする。
持ち寄った種子や野菜、加工食品の中のでんぷんを調べる。
【子どもたちが家から持ち寄った食物の数々】
一人が持ってきたもの》
子どもたちが家から持ち寄った食物の数々(一人分)

《班でまとめるとこんなにたくさん》
班でまとめるとこんなにたくさんになります。

【子どものノート】・・・カッコの中は事前の予想
もち(○)→○ 人参(×)→×  
パスタ(×)→○ コーン(○)→○    
大根(×)→× そうめん(×)→○  
ポテチ(○)→○ かんころもち(×)→○ 
キャベツ(×)→× うどん(×)→○ 
やまいも(○)→○ エリンギ(×)→×

(7時間目)発芽から成長へ(植物の成長の条件)

課題④発芽したインゲンが成長して実(種子)をつけるには、どんな条件が関係するか考えて確かめよう。

発芽したインゲンが成長して実(種子)をつけるには、どんな条件が関係するか考えて確かめよう。
⇒日光・肥料
・ウキクサを使って別のやり方で調べる年もあります。
・観察の用意をする(セット)
・準備 
容器、ハイポネックス、バーミキュライト(パーライト)
インゲンの種子、(学年:3個×27班)
・発芽の条件にプラスして何があるだろうと問うと、あるクラスでは、日光、土、肥料、栄養、幼虫、虫の死がい、ミミズなどと出されました。話し合いの中で、「虫の死がいは土になる」「ミミズのふんが栄養分になる」「土がなくてもトマトが育っているのを見た(水耕栽培)」など経験したことや見聞きしたことがたくさん出されます。土の役目は、①植物が根を張ってそれを支えること、②土の中の水を吸い上げてそれを植物が使うのだからこれは発芽の時の水の条件になること、③ミミズのふんが、土の中の栄養分になるからこれは肥料と考える、などと意見がまとまり、最終的などのクラスも、成長の条件は、肥料と日光を調べようとなりました。

(8時間目)(9時間目)植物の成長の条件の観察

課題⑤植物が発芽する時に必要な条件を調べよう。(学習課題づくり)

(このころはメダカの観察と並行して授業) 発芽条件と同じように観察してノートに記録する。考察を書く時は、「ABCの3種類を観察し、「このことから明らかになったことをまとめよう」と話して進めます
発芽条件と同じように観察してノートに記録する。考察を書く時は、「ABCの3種類を観察し、「このことから明らかになったことをまとめよう」と話して進めます。
●成長には肥料と日光が必要だと分かる(インゲンとウキクサの両方の結果から)
観察結果と資料(3種)をもとにして成長に必要な条件をまとめる

【子どものノート】
◇(ABCを書いた後で)発芽には3つの条件が必要ということは知っていたけど、成長には日光・養分がどれだ大切かわかりました。種子の中の養分はすべて発芽で使い切った。根から吸い上げた養分を与えないと弱々しい。成長の条件には、発芽の3条件に+して日光と養分がいることがこの授業で分かりました。

◇このことから、発芽に必要な条件は、水、空気、適温で、成長に必要なのは日光と肥料だとわかった。肥料だけ日光だけでも育つが2つともあるとよく育つ。

◇水と空気と適温の3つの条件がそろうと発芽する。発芽の条件はあたりまえのことだとおもっていたけど、種子の子葉の養分のでんぷんを使い切ったから、成長の条件があることがわかった。養分が○なら日光は◎くらいという説明がわかりやすかった。

◇3つの条件が必要ということは知っていたけど、成長に使われる日光、養分がどれだけ大切かわかりました。しかし、その2つがないだけでなぜそんなに変わってしまうのか知りたいです(先生の赤ペン「6年生になってここは勉強しますよ」)

◇肥料と日光がなくても発芽はしたが、Aとくらべきれいに成長しなかった。インゲンは、つるがないためモールでわりばしにつけないとたおれそうだ。Aはきれいに育ち、Bは弱々しく、Cは小さい。このことから成長には日光と養分が必要ということがわかった。

(10時間目)(11時間目)植物の発芽と成長の条件(まとめ)

●6時間目に行ったでんぷん調べで、班ごとにでんぷんのあったものをまず黒板に書きだします(①~⑧班)
●話し合いで、仲間分けをして、植物の種子・イモ類・根にでんぷんが蓄えられていることを確かめ合います(これが6年理科の「植物の成長と日光・水の関係」での光合成につながります。6年の授業ではこのでんぷん調べの経験が生きます)
●発芽の養分(種子の中にある)、発芽の条件(外的)、成長の養分、成長の条件(外的)の順にまとめます。成長の養分については6年で学ぶことを伝えます

話し合いで、仲間分けをして、植物の種子・イモ類・根にでんぷんが蓄えられていることを確かめ合います

4.教材研究

(1)観察の方法

①発芽の条件について、教科書では、①水→実験・観察、②空気、温度→実験・観察、の順に配列されている。3つの条件についてそれぞれ比較・観察するとともに、浮草を使った観察を行った年度もある。
・ペットボトルでの浮草を使った成長実験・観察 
A(日光あり・肥料あり)⇒数が増える
B(ふたをして日光なし・肥料なし)⇒葉が白くなって数は増えない
D(日光あり、肥料なし)⇒葉の数は少し増えたが色が薄くなった
【3種類を小さなペットボトルでセット】
3つの条件で、小さなペットボトルにセット

【数日後】
結果がはっきり見えます。

②3条件を1本の大きな試験管で一度に調べられる方法も並行して行い、理解を確実にする。
(このやり方は「理科の授業」小佐野正樹著(子どもの未来社)P50の実践に学んで実施)
【1本の太い試験管の中で4種類の条件】



日光

空気


適温




×









×



これを冷蔵庫へ

×

〇と×

〇と×

×

【試験管にセット】
3条件を1本の大きな試験管で一度に調べられる方法①

【4日後】
4日後の変化です。

【1週間後】
3条件を1本の大きな試験管で一度に調べられる方法

【時間差をつけたものを一緒に並べた】
時間差をつけた試験管を一緒に並べた

(2)クイズ形式で予想

発芽の観察で1本の太い試験管を使うやり方を学び、子どもたちが発芽の観察をする際に、やり方を告げずに(遊び心)、「あなたがエンドウ豆(おまめちゃん)だったら、どんなホテルに泊まりたいですか」と聞いて、下記の「案内・招待状」を電子黒板で示し、手を挙げてもらいました。 自分たちで観察しているので、「先生、なんかだまそうとしているな」と、感じた子も・・・。希望者が1~4に挙手してから、この試験管セットを出したら、ワーと歓声があがりました。「やっぱりねー、あやしいと思ったよ」など・・・。

次の2回の理科の時間に班ごとに試験管を見せました。

【理科ちゃん旅行社「植物の発芽ツアー」のご案内】

初夏、リゾート気分を満喫できる4つのコースをご用意いたしました。

あなたは、どのホテルを選びますか?
1.超高層ホテルから眺める景色を楽しむ旅。
見晴らしのいい超高層ホテルから、遠くの山や海を見下してゆっくりと、おくつろぎ下さい。

2.ふつうのホテルですごすふつうの旅
あなたの家と同じ様なふつうのホテルですごす普段着の旅。健康にいい給食スタイルのお食事をたっぷりとお楽しみ下さい。

3.専用プールで泳ぐ常夏の旅
あなただけの専用プールをご用意いたしました。思う存分お楽しみください。泳ぐのが大好きな方に好評なホテルです。

4.高原リゾートホテルに泊まる旅
暑い夏だからこそ、涼しいホテルで快眠・・疲れも吹き飛びます。疲れをいやす旅には最適です。

結果は、・・・
1.超高層ホテルの客→最後にはふつうのホテルのお豆ちゃんが伸びて、試験管の外に放り出されてしまいました。
2.ふつうのホテルの客→快適な旅
3.専用プールつきのホテルの客→起きてこないで,おくさりになりました?!(種子が腐る)
4。高原リゾートホテルの客→(冷蔵庫の中で)すっと眠ったままです。






2018-01-28

台風と天気の変化

【5年 台風と天気の変化(3時間)】

ポイント

「天気の変化」で学習したことをもとに、台風のでき方や進路を考えます。気象庁HPは資料の宝庫です。台風の進路図を何枚かコピーして時間の順序に沿って並べ替えるクイズ形式でやってみました。学習に入る少し前から新聞など台風情報を集めさせておき、授業で活用します。

1.ねらい

天気の変化について、気象情報をもとに理解することが出来るようにする。特に台風が近づいた時の天気の様子について理解して、生活に生かす能力を育てる。

2.学習指導計画

(1)教科書を見ると(3時間)

①台風が接近した時の天気の変化について話し合い、天気の変化の変わり方を調べる。
②調べたことをもとに、台風の動き方とそれによる天気の変化についてまとめる。
→  雲の画像、アメダス、その他教科書の写真・ネットによる情報などを使う
日本の南の海上で発生し、北へ向かう。(強風・大雨の被害)
③「たしかめよう」「学んだことを生かそう」

(2)学習指導計画(3時間)

1.課題①台風〇号の動きを調べ、台風の進路を考えよう。
2.課題➁台風はどこでどのように出来るのだろうか。
3.台風の被害

3.授業の記録

(1)台風の動き

課題①台風〇号の動きを調べ、台風の進路を考えよう。
①振り返り 
・日本付近の天気の変化 西 → 東  
・地図と1学期のノートで確かめさせる。
・最近の台風の経験を話させ、被害(大雨・強風)を発表する。
②台風の動き ○号の動きを8時間おきに撮影した画像カードを時間の順序にそって並べ替える(気象衛星「ひまわり」の画像)・・・一人で、班で相談して
③確かめをする。
④分かったことを発表する。教師の発問で次の流れで進める。
・台風は南から北に進む。
・上陸した台風とその前の台風を比べると?
上陸したら弱くなっている。海の上じゃないから陸だと水蒸気が補給できない。
・もう一度海に出たらどうなっていますか?
台風の目が分からなくなって、台風が壊れている。弱くなっている。 
・なぜ? 北の方は、海が冷たいから。
⑤台風のでき方を考える。
台風を上から見た図・横から見た図を示し、考えさせる。
上昇気流の図は1学期の雲のでき方の図とノートで比べる、巨大は積乱雲ができた様子をビデオで確認する。

台風〇号の動きを調べ、台風の進路を考えよう

【2時間続きの授業の板書】
台風〇号の動きを調べ、台風の進路を考えよう

(2)台風のでき方

課題➁台風はどこでどのように出来るのか。次の中から選んで理由を考えよう。
( )北の海  ( )北の陸  ( )南の海   ( )南の陸
①予想
②話し合い(子どもから出された意見)
・赤道近くの海は水温が高いから上昇気流が出来る。
・南の海は、水蒸気がたくさん蒸発する。陸では蒸発しない。
・北は、寒いから積乱雲が出来ない。
・陸は水があまりないからエネルギーが補給できない。
・南の海は、あったかいから上昇気流で風が出来る。
③実験(1㍑のビーカーで)   
北の陸     北の海    南の陸    南の海

 土       氷水     熱した土    熱い湯

・1㍑のビーカーの中に4種類の物を入れ、線香の煙を10秒間入れたビーカーをかぶせる。 
南の海は、上昇気流が発生し渦巻く。他は変化なし。
(注意点)ビーカーが曇るので薄めた液体洗剤でビーカーの内側をぬらしておく。
④考察  ノートにまとめる。
実験で台風のできる場所を確かめる

(3)台風の被害

①NHKビデオを使って1・2時間目の学習を振り返りながらノートにまとめる。
【内容】・・・一つのテーマで1分~2分のショートビデオ。(かっこの中は時間)
1、台風が出来る場所は?(1:24)     
答:遠い南の海上で発生する
2、台風の進む方向と風の向きは?(1:56)  
答:風は中心に向かって反時計回りに吹く。
3、台風が南からやってくるわけは?(0:58) 
答:光が垂直にあたる場所が温度は高くなる。南の海で温められた空気は北へ向かう。
この空気の流れによって台風は南から北へやってくる。
4、台風の動きと被害は?(1:04) 
答:台風の強い雨と風によって被害が起きる。
5、台風と川の増水~台風15号 2001年~(1:08) 
答:雨による被害
6、台風19号(1991年)の被害(1:32) 
答:強い風による被害
ビデオの時間 合計:18分(7、本編 台風はどこへ? 10分)
②ワークシートでまとめる。→答え合わせ
台風被害については、事前に新聞の切り抜きを持ってくるように呼びかけ、電子黒板でみんなに見せる。

4.教材研究  

(1)台風の動きカード  (気象庁HPより)

HPより資料をダウンロードして、5つのカード(A3版の画用紙に貼ります)にします。この時間を見えないようにして、子どもたちに時間の順序に並べ替えさせる課題に使います。

例 これは、以前、5つの画像をダウンロードして、授業で使ったものです。
2013年 台風18号 9月16日     
暴風域 台風の周辺で、平均風速が25m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。
予報円 台風や暴風域を伴う低気圧の中心が12、24、48、72、96および120時間後に到達すると予想される範囲を円で表したもの。確率はおよそ70%である。


2013年 台風18号 9月16日 0時

2013年 台風18号 9月16日 6時


2013年 台風18号 9月16日 12時

2013年 台風18号 9月16日 18時


2013年 台風18号 9月16日 22時30分

この台風の進路

天気の変化

【5年 天気の変化】

NEW 授業に役立つ実験
ショート動画「雲をつくったよ}
雲をつくったよ(実験)

雲のでき方と名前、上空の偏西風と雲の動く速さを知り、楽しく学びます。ペットボトルやビーカーで雲をつくる楽しい実験もあります。そして、雲の動きと天気の変化がわかったら、さあ「ひまわり」の画像をもとに天気予報に挑戦!

1.ねらい(身につけさせたい基礎的知識を中心に)

①天気の変化は雲の動きと関係があることを理解し、雲の出来方や種類が分かる。

②日本の天気は西から東に変わっていくことを理解し、雲の動きや雨の量から天気予報が出来ることが分かり、自分で予報ができるようにする。

③雲や雨の資料をもとに考え、進んで調べようとする。

留意点
・教科書の基本的事項を押さえたうえで、様々な資料を活用し、基礎的な知識を身につけるようにする。
・毎時間のねらい・展開を明確にしてノート指導を丁寧にする。
・毎時間の板書を写真でとり、1時間の学習の流れが子どもに理解しやすくなっていたか授業を振り返る。

2.学習指導計画

(1)教科書を見ると(9時間)

(1)雲の様子と天気の関係を話し合う  
→天気と雲の様子の関係を考えさせる
(2)(3)(4)雲の様子と天気を観察して、天気の変わり方を調べる。
→6種類の雲の名前・量・動きと天気の変化 
(5)雲の様子と天気の関係をまとめる  
→雲の量と動きが天気の変化に関係している
(6)(7)天気がどのように変わっていくか調べる方法を考える。気象情報をもとに変化を調べて、まとめる。
→気象衛星「ひまわり」とアメダスの情報の活用 日本付近の天気は、西から東に変わっていく。
(8)気象情報をもとに、明日の天気を予報する。
(9)「たしかめよう」・「学んだことを生かそう」

(2)学習指導計画(8時間)

(1)(2) 雲の名前と天気の変化
課題①知っている雲の名前を出し合い、仲間分けをしよう。
・雲の種類が分かり、雲の動きで天気が変わることが分かる。

(3)(4) 気圧と天気
課題②雲のでき方を調べ、天気の変化とどんな関係があるか考えよう。
・気圧(低気圧・高気圧)の変化で雲が出来て、天気が変わる仕組みが分かる。
・資料:「ひまわり」の動く画像、アメダス、ヤフーキッズの質問に応える映像(気圧とは何か、高気圧と低気圧)

(5) 天気の変化
課題③日本付近の天気はどのように変わっていくのだろうか。(気象庁HPから考えよう)
・4日間の日本の各地の雲の動きと天気の変化の関係を1~4時間目で学んだことを生かして読みとる。
・雲の名前と動きを、「ひまわり」の画像と写真から読みとる。
・西から東へと雲が動き、それにつれて天気が変化していくことが分かる。

(6目)(7) 天気予報
課題④雲の動きと雨量から、天気予報をしよう。
・①~⑤で学んだことを生かして、雲の画像(ひまわり)と雨の量(アメダス)から天気を予報する。

(8) まとめ・テスト
・NHKビデオの活用  ・テスト

3.授業の記録

(1)(2)雲の名前と天気の変化

課題①知っている雲の名前を出し合い、仲間分けをしよう。
・雲の種類が分かり、雲の動きで天気が変わることに気が付くようにする。
・授業の最後に学習したことをもとに、「気象予報士のように天気予報をやろう」と呼びかけ、天気の変化に興味関心を持たせる。
【雲の名前とでき方の授業の板書】

雲の名前とでき方・高さ・種類で10種類の雲を分類しました。

〇教科書の雲の説明は脈絡がなく覚えにくい。・教科書には6種類あるが、各国共通の10種類取り上げ、低い空・中
ぐらいの空・高い空を縦軸にして、雲の種類を横軸にした。
 雲の高さで 低・中・高と分けて、積雲(綿雲)・高積雲(ひつじ羊)・けん積雲(うろこ雲)と教える。雲の粒が上空ではちいさく、低くなるにつれて大きくなり、名前も変わることを話し合いのなかで気づくようにする。この後の雲のでき方の学習の中で、振り返る。
その後、資料をもとに教科書の絵も活用しながら世界共通の10種類に仲間分けする。雲の呼び名では、漢字がとても便利なことにも気が付かせたい。
〇班の話し合では意欲的に様々な雲の名前が出る。班で相談して図に書かせて黒板に貼る。同じ雲も違う呼び名で  出される。オーロラ雲・かさ雲などが出るので別途写真付きの資料を用意をしておく。

【子どものノート】
◇考察 漢字に注目すると、この雲にはどういう意味があるかと考えることができました。
◇考察 一人で書くよりも、みんなで出し合ったから、いろいろ学べた。雲で天気がわかるから全部覚えたいと思った。ほかにも天気がわかるものを調べたいと思いました。

ノートに書く時のモデルをこのように子どもと同じノートに書き、教材提示装置で大きな画面に提示する(ノート指導)
また、学校図書館の本を同様に提示して理解しやすいようにする。

【ノート見本(どこにどれぐらいの大きさで書くか)】
雲の種類とでき方をノートに書く位置を示した見本です。

・電子黒板で見本を見せると、イメージがつかめる

 

(3)(4)気圧と天気

課題②雲のでき方を調べ、天気の変化とどんな関係があるか考えよう。
・気圧(低気圧・高気圧)の変化で雲が出来て、天気が変わる仕組みが分かる。

①上空で、水蒸気が水滴になり雲ができることを理解する。これが、2学期の台風の学習につながる。

②気圧(低気圧・高気圧)の変化で雲が出来ることに気が付く。これを次の天気の変化につなげる。(雲と天気の関係)

③日本では、雲が西から東に動き、天気もそれと同じ様に西から東に変わることが分かる。

◆資料:気象衛星の動く画像、アメダス、ヤフーキッズの質問に応える映像(気圧とは何か、高気圧と低気圧

実験A

ペットボトルの上の方を切って、お湯(南の海)を入れます。ふたをしたペットボトルの上部を逆さまにして氷水を入れて、ペットボトルにかぶせます。するとあっというまにお湯(海面?)から水蒸気があがり、湯気となり、、ふたの氷水(上空)で冷やされて対流する様子が見られます。
ふたをとるとペットボトルの壁に水滴がついていて、雲?が周りに一気に広がります。海面から暖められてた水が蒸発し、温度が低い上空で水蒸気が水滴になり、雲になることが分かる実験(4年の学習の振り返り)

実験B

ペットボトル(炭酸飲料用の丸いもの)の中に水を入れてふたをして、強くふります。中の湿度をあげてから水を捨てます。中に10秒ほど線香の煙を入れてやるとはっきり見えます。
ふたをして押すと、高気圧状態になり雲が消え、手を放すと低気圧状態になり中に雲ができることを確かめる実験。雲は目に見えない空気中のちりが芯になってつくられることを話してあげます。
ふたを取ると雲がわーと広がります。何度でもできます。手でペットボトルを横から押すと、中の体積がギュッとちぢめられて高気圧。雲が消えます。
手を離すと体積が増えて(空気が先ほどより薄くなる)低気圧。雲がはっきりと見えます。

〇低気圧・高気圧のでき方をやると、活発に意見が出る。(自転車のタイヤ、満員電車の例え)

〇黒板に絵を書き、理解しやすいようにして、さらに資料プリントを配布しノートに貼る。

【実験A 上空で雲が出きる】
下から湯気が上昇し、上で氷水で冷やされて雲になる。

【実験B 手で押すと消えて、離すと雲ができる】

水を入れて振って出し、湿度の高い状態をつくります。


【手を離すと、「低気圧」。雲ができる】
手を離した直後は低気圧。雲ができます。


【気圧と天気の授業の板書】
高気圧・低気圧を図で示しました。


【子どものノート】
◇Aは、じょうはつした空気が上空で冷やされて雲ができている。B、は押すと空気がパンパンになっていて高気圧になって雲ができなかった。

◇2つのやり方で雲を作り出すことができて楽しかった。雲のでき方についてくわしく知ることができた。また、低気圧だと雨、高気圧だと晴れということもわかった。今度、山に行った時に空気がうすいというのはどういうことか体験したい。

◇以前から、高気圧、低気圧ということを知らなかったので知れてよかった。また、上昇気流・下降気流という言葉も知れてよかった。そして、課題のことも、上昇が雨、下降が晴れということも知れてよかった。

◇前まで高気圧や低気圧という言葉が天気予報で言われてもよくわからなかったけれども、天気と気圧の関係が、今回の授業でよくわかりました。また、日本の地形が天気とどのように関係しているのか、調べてみたいと思いました。

◇海上で蒸発した水蒸気は上空で冷やされて雲ができる。空気が上昇気流で上に行く。低気圧になる→くもりか雨

◇気圧が高いところは、下こう気流で雲が飛ばされて雲はない。高気圧→晴れ

◇Aは、水を蒸発させて雲をつくる実験。Bは、高気圧と低気圧をじゅんばんにくりかえす実験。ペットボトルを押すと中の気圧が高くなるため、雲ができにくい。しかし、ペットボトルから手を放すと中の気圧が低くなるため、雲ができやすくなる(低気圧)。

◇湯から蒸発した水蒸気が氷水に冷やされて、せんこうが雲のしんになって、雲になります。Bは、水を入れてふり、しつどを高くして、雲のしんになるせんこうを入れ、高気圧や低気圧のじょうたいにする。

(5)天気の変化

課題③日本付近の天気はどのように変わるのか。(気象庁HPから考えよう)

〇4日間の日本の各地の雲の動きと天気の変化の関係を1~4時間目で学んだことを生かして読みとる。
〇雲の名前と動きを「ひまわり」の画像と写真から読みとる。
〇西から東へと雲が動き、それにつれて天気が変化していくことが分かる。
(雲の動きは平均時速50キロとして、今日の九州の天気が翌日の東京の天気に反映する)
○日本では、雲が西から東に動き、天気もそれと同じ様に西から東に変わることが分かる。

◆資料:気象衛星「ひまわり」の動く画像、アメダス、ヤフーキッズの質問の映像(気圧とは何か、高気圧と低気圧)

【天気の変化の授業の板書】

地図を使って偏西風の動きを示します。


〇社会科の日本地図黒板を使う。(マグネット式)
日本上空ではいつも西から東に風が吹き、雲が動く←(地球儀を使い)地球の自転からこうなるとわかる
 ↓
九州~大阪~東京 1000㎞ 雲は風に乗って時速50キロで動く
 ↓

話し合いで、九州から大阪まで半日、東京まで焼く日かかることに気付かせる。(がポイント)
 
〇パソコンを電子黒板につなぎ、気象庁HPを出す。画像を拡大して、リアルタイムに気象衛星ひまわりの24時間分の動きを見せると、日本付近の天気が西から東に変わっていくことをよくわかる。地球的規模で考えると、日本付近の様子が分かる。

〇学習して分かったことを、ノートに詳しく書かせ、読み合って、加筆させる。(ノート指導)

【子どものノート】
◇天気を調べる方法は、地球が西から東に自転していて、上空の風・雲も同じ動きをするから天気がわかるので、家のニュースを見ながら天気を調べたいと思います。

◇私は、今日の学習をするまで、天気予報で天気がなぜ西→東に変わるのか、ぎもんに思っていました。しかし、雲が西→東と変化することで、天気も西→東に変化することを知って、おどろきました。

◇今日のじゅぎょうで、自分も西の天気がわかれば、天気を予想できると分かって、調べてみたいと思いました。偏西風の速さはかわるのとか偏西風のことをもっと知りたいです。

◇雲はかたちにより雨がふる・ふらないというちがいがわかりました。低気圧はどのぐらい空気がうすいか知りたいです。

◇種類が10こしかなくて、自分が知らない雲があってすごくおもしろかったです。

◇やがて雲になる水蒸気は、どんなところから蒸発しているんだろう。

(6)(7)天気予報

課題④雲の動きと雨量から、天気予報をしよう。
〇1~5時間目で学んだことを生かして、雲の画像(ひまわり)と雨の量(アメダス)から天気を予報する。

〇教科書の資料と今日の天気(授業日)の資料から天気を予報する。(演習)

〇翌日の天気予報を文章で書いてから発表する。その後、教科書で確かめる。これを2回行う。
(天気予報)。子どもたちは、学習が始まってからテレビの天気予報をよく見るようになっているので、よく考えた文章を書ける。

【天気予報の板書】

雲の画像とアメダスから天気を予報します。
【子どものノート】
◇こんにちは、4月23日と週末の天気予報をお知らせします。金曜日は全国的に晴れやくもりのところが多いでしょ
う。しかし、九州や沖縄は雨がふるかくりつが高いので、お出かけの時はおりたたみがさをおもちになるとよいとおもいます。週末は全国的に天気がくずれてしまう予想です。東京や大阪をふくめ近畿地方や東北地方でお出かけの方は、かさをわすれないようにしましょう。

◇4月23日の正午の天気をお知らせします。関東地方ではカラッと晴れて、お出かけには最適でしょう。次に九州地方の天気です。福岡の方では、雨がふることでしょう。お出かけにはかさがひつようでしょう。最後に近畿地方は晴れてお出かけにはピッタリの日でしょう。

◇4月24日(土)正午の天気予報をお知らせします。東京や大阪などでは、雨がふるみこみです。特に近畿地方ははげしい雨がふるでしょう。お出かけをする時には、かさを持っていかれた方がいいでしょう。九州では雲がおおいかぶさるようになっています。雨のふる所がおおいでしょう。

◇4月22日の正午の天気予報をお知らせします。今夜は全国的に晴れるところがおおいでしょう。ただ、明日になると南西から雨雲が来て、九州地方では雨が降る所が多くなります。せんたくは、なるべく部屋で干すようにしましょう。本州・東北では曇りになる見込みです。以上天気予報でした。

(8)まとめ・テスト

・NHKビデオの活用
・テスト

 5.教材研究

(1)おぼえておくと、天気のことがよくわかる話(気象庁HPをもとに作成)

~中学校で勉強する・・・ちょっとむすかしいけれど~            

①気圧って何?

 気圧は空気の重さによってできる力です。空っぽのビニール袋と、空気を入れたビニール袋をはかりにのせてみると、空気が入っているビニール袋の方が重くなります。空気にも重さがあることがわかります。
この空気の重さによって、はたらく力が気圧です。
空気の量が多くなればなるほど、この力が大きくなり、気圧が高くなります。
 山の上と地上では、山の上の方が上にのっている空気が少なく、押される力が弱いので、気圧が低いのです。山の上でおかしの袋がふくらむのはこのためです。

 

②高気圧・低気圧って何?

気圧は、空気の重さによってできる力。その気圧が高いのが高気圧、低いのが低気圧です。高気圧は晴れやすく、低気圧だと雨が降りやすくなります。
 高気圧では、まん中に「下降気流(かこうきりゅう)」という下に向かう空気の流れがあって、まん中ほど空気が多くなるから、中心ほど気圧が高くなります。下降気流は、雲を消す効果があるので、高気圧が近づくと晴れるようになります。 低気圧はその逆で、まん中に「上昇気流(じょうしょうきりゅう)」という上に向かう空気の流れがあって、その部分の空気が少なくなって気圧が低くなります。上昇気流は雲や雨雲を作る効果があります。天気図の高気圧と低気圧の場所から、明日の天気を予想することができます。

③空気の重さ

 空気(気体)は、水(液体)や鉄(固体)のようにそのままで、重さをはかることはできませんが、押しちぢめることができるので、重さをはかることができます。空気は、1リットルで1円玉一個(約1g)と同じくらいの重さがあります。気体は、とても軽いため、ふだん重さを感じませんが、気体の種類によってきまった重さがあります。

〇「Newtonライト 気象の基本」(ニュートンプレス社)は、分かり易く、教材研究に最適でした。

(2)雲の種類のプリント(A4版)

学習のポイント    雲の様子と天気

課題 雲の種類を調べよう・・・・・・・空の広さを10とした時に

快晴 雲の量が  0・1  
晴れ 雲の量が  2~8  
曇り 雲の量が  9・10       

雲の種類 ・・・漢字に注目
巻【絹】(けん)・・羽のようにうすく白いすじのような雲
積(せき)・・・・わたのかたまりのような雲           
層(そう)・・・・低い空一面に広がった雲       

巻(絹)雲(すじ雲)  高い空で、はけで書いたような白い雲

積雲(わた雲)    低い空で、かたまりのような白い雲 

巻積雲(うろこ雲 ) 高い空で、丸く小さな白い雲

層積雲(うね雲)   低い空で、広がったいろいろな形の雲

乱層雲(雨雲)    低い空で、1面に広がる雨をふらす灰色や黒雲

積乱雲(入道雲や雷雲)  大量の雨をふらす

流れる水のはたらき

【5年 流れる水のはたらき】

NEW  授業で使えるショート動画

「土と石の実験」

土と石の実験



ポイント

「学校の近くの川に行って観察してみよう」と言われてもできる学校はほとんどありませんね。そこで、教室でできることを、学校にある教材や学校図書館の本で工夫してみました。牛乳びんに小石を入れてシャカシャカって振ってみてください。上流の石が流れの中でどう変わるのかやってみてびっくりです。授業の後半は「川」(加古里子)さんの絵本を使って楽しく学びます。

1.ねらい

① 流れる水には,侵食,運搬,堆積の働きがあることがわかる。
② 川の上流と下流の石の大きさや形の違いを,水の流れる速さや水量と関係付け,その関係を言葉で表現することができる。

2.学習指導計画

(1)教科書を見ると

1次 流れる水のはたらき
①増水の前後の川の様子を話し合う(学習課題)写真等
②③流水実験で調べる(侵食,運搬,堆積)―外で実験
④実験結果のまとめ―記録用紙
⑤「やってみよう」雨水の流れを調べる―外で実験
⑥⑦⑧川での実験と観察 川の外側・内側の速さ・石の大きさ

2次 上流と下流の石
⑨上流の石と下流の石(大きさ・丸み)

3次 流れる水と変化する土地
⑩侵食・運搬・堆積で土地が変化する

4次 川とわたしたちの生活
⑪⑫洪水の時の様子や備える工夫
上流と下流の石の大きさや形の違い―教科書の図
(実際の川で調べる(出来ない!)
⑬「たしかめよう」・「やってみよう」

(2)学習指導計画

1次 川の流れのはたらき(侵食・運搬・堆積)と変化する土地
①② 流れる川のはたらきと変化する土地・・・地形図を掲示 白地図(A4)
課題①日本の川のとくちょうを調べよう
日本地図から日本の川の特徴を読み取り、白地図に書きこんでまとめる。
・日本列島は、中央に山脈が連なっている
・高い山脈→日本海・太平洋へ流れ込む
・川は短く急流


③④流れる水の働きを「川の働き」模型から読み取り、侵食・運搬・堆積作用をノートにまとめる。
・・・「川の働き」模型(本校の教材)5つ 教科書 
課題②時間の順序にそって模型を並べかえ、川のはたらきで土地がどう変わるか調べよう。
・5つの模型を順番に並べる
・侵食・運搬・堆積を図と文でノートにまとめる
図A 

外 速い   がけ 侵食(削る)   川の流れの変化

内 遅い   川原 堆積(積もる) 地形の変化

図B 侵食・運搬・堆積を、1つの図でまとめる


⑤川の石  実験    ・・・上流の石(砕いたもの)泥岩 牛乳ビン9本
課題③上流と下流の石を比べて、流れる水が石をどう変化させるか調べよう
・上流の石と下流の石の違いを実験で確かめる。
・角張った小石を牛乳瓶に入れて500回振る(班活動) 


⑥ふりかえり 教科書に沿って  ・・・上流・中流・下流の石 パソコン
 NHKビデオの活用
2次 川の働きと石・川と生活

⑦⑧⑨絵本「川」(加古里子)の拡大コピー(巻物)をもとに、川のはたらきを自分で解説文を書く。
・絵本の台紙作成
・色塗り…川は青、河原は黄色で塗る。
・板書の絵本の読み取り(話し合いで)
・吹き出し(・読み取ったことを班ごとに)
・各自作業

3次 まとめ
⑩NHKビデオ活用でまとめ
・土地を削る川
・曲がった川での流れの速さ
・水の流れる速さと石
・川の働きでできた地形
⑪テスト  友だちの絵本を読みあう 

3. 授業の流れ

(1)(2)流れる川のはたらき

課題①日本の川のとくちょうを調べよう
〇日本地図から日本の川の特徴を読み取り、白地図に書きこんでまとめる。
・日本列島は、中央に山脈が連なっている
・高い山脈→日本海・太平洋へ流れ込む
・川は短く急流
日本地図から日本の川の特徴を読み取り、白地図に書きこんでまとめる。

(3)(4)流れる水の働きを「川の働き」模型から読み取り、侵食・運搬・堆積作用をノートにまとめる。

課題②時間の順序にそって模型を並べかえ、川のはたらきで土地がどう変わるか調べよう。
(川の流れで土地はどう変化するのだろうか)
・5つの模型を順番に並べる
・侵食・運搬・堆積を図と文でノートにまとめる

図A 

外 速い   がけ 侵食(削る)  川の流れの変化

内 遅い   川原 堆積(積もる) 地形の変化

図B 侵食・運搬・堆積を1つの図でまとめる
流れる水の働きを「川の働き」模型から読み取り、侵食・運搬・堆積作用をノートにまとめる。











(5)川のはたらきと川の石(実験)

課題③上流と下流の石を比べて、流れる水が石をどう変化させるか調べよう
・上流の石と下流の石の違いを実験で確かめる。
・角張った小石を牛乳瓶に入れて500回振る(班活動)
上流と下流の石を比べて、流れる水が石をどう変化させるか調べよう

【石の粒が小さくなります(泥岩を砕いたものが、変化がわかりやすい)】
上流の石と下流の石の違い(ビンの中に入れて振る前)

【パットに広げてみるとよく分かります】
上流の石と下流の石の違い(ビンの中に入れて振った後)

(6)ふりかえり 教科書に沿って   NHKビデオの活用

 

(7)(8)(9)絵本「川」をもとに、川のはたらきについて解説文を書く。

・絵本の台紙作成        
・色塗り…川は青、河原は黄色で塗る。   
・板書の絵本の読み取り(話し合いで) 
・吹き出し(・読み取ったことを班ごとに) 
・各自作業
絵本「川」をもとに、川のはたらきについて解説文を書く。

絵本「川」をもとに、川のはたらきについて解説文を書く。
【子どもの絵本の作品より】
絵本を読んで、班ごとに黒板に書き込んだ「吹き出し」より
②ふん火してできたくぼみに雨水や雪どけ水がたまってカルデラ湖ができた。
⑫カーブをつっきって、三日月湖ができた。
⑫三日月湖は昔は川だった。
⑬他の川とつながって、はばがだんだん広くなっている。
㉑⑥では木材をいかだで運んでいたけど、㉑では船で運んでいた。

A さんは、2ページ毎に解説文を書きました。
①②山の雪どけ水や地下水、雨が集まって川になり流れていきます。
③④山上湖から流れ出した水が山から①の川にくわわります。そして、川はばが、少し広くなります。
⑦⑧川はがけをけずって(浸食)、流れていきます。けずった石は運ばれて8うんぱん)どこかにつもります(たい積)。それが河原になります。
⑨⑩流れてきた小さい川が山から流れてきた川に合流しています。

(10)NHKビデオ活用でまとめ

・土地を削る川
・曲がった川での流れの速さ
・水の流れる速さと石
・川の働きでできた地形

(11)テスト  友だちの絵本を読みあう 


4.教材研究

(1)日本の川について

① 日本の川の特徴
・日本地形図     ・白地図 川 ・山脈・・・児童の作業用

②川のはたらきの模型 ・・・・・1~5  
並べ替えを通して河原の変化を読み取り、川の働きをつかむ。

③上流の石と下流の石
化石採集で使った泥岩を砕いて使う。
安全のため、牛乳瓶の周りを雑巾でまく。また、上下に振らないようにさせる。(上下に強く降ると割れる)

④川のはたらきき  絵本「川」 加古里子 著
・1ページごとにカメラで撮ったものを厚紙に張る…黒板に張って児童の読み取りに使う
・縮小コピーして児童に配布(①~⑬)・・・・・・つなげて絵巻物にする
・色塗り…川は青、河原は黄色で塗る。
・吹き出し・・・・読み取ったことを班ごとに1枚書いて張り出す(イメージの共有)
・各自作業

(2)学習指導案(略案) 絵本からの読み取り(上流)

〇本時の目標 流れる水の3つのはたらきを学習したことを生かして、絵本「川」の上流編から3つのはたらきを読み取る。
〇教材について 絵本「川」(加古里子著)を絵巻物風にして、集団で読み取り、学んだことを各自の作品(巻物絵本)の中に書いて(次時)、理解を確かなものにする。

4 本時の展開(略)

(3)流水実験

この年度はやりませんでしたが、今年はプランターを使って班ごとにやりました。プランターにふるいで振るった細かい土を入れて、川をつくり、川に沿って楊枝をさして、斜めにしてペットボトルで水を流すと、流れの外側が崩れます。やり方にはいくつかコツがあります。
【「川」の両側にようじを軽く差す】
「川」の両側にようじを軽く差す

「川」の両側にようじを軽く差す
【流れの外側のようじが倒れる】
流れの外側のようじが倒れる

流れの外側のようじが倒れる

(4)山と川の地図を用意

社会科の地図帳やや白地図から地図を用意しておきます。子どもたちと一緒に火本列島に北から南へと山脈が連なり、そこから太平洋と日本海へ流れ込む川は、短くて急流だと分かります。
日本列島に北から南へと山脈が連なり、そこから太平洋と日本海へ流れ込む川は、短くて急流だと分かります

日本列島に北から南へと山脈が連なり、そこから太平洋と日本海へ流れ込む川は、短くて急流だと分かります

(5)絵本「川」(加古里子)

東京の多摩川の源流からたどり、東京湾までの流れを絵巻物のように表しています。半世紀前の作品ですが、川の浸食・運搬・堆積という3つのはたらきを実によく示しています。
東京の多摩川の源流からたどり、東京湾までの流れを絵巻物のように表しています

子どもたちの書き込み例
絵本「川」への書き込み例①

絵本「川」への書き込み例②

絵本「川」への書き込み例③

絵本「川」への書き込み例④

絵本「川」への書き込み例⑤