2020-08-16

キッズサイエンスのおススメの本

キッズサイエンス通信10号


新型コロナウイルス感染拡大のため3月のサイエンス教室は中止になりました。そのため、サイエンス関連の『お勧めする本』の特集号を発行しました。

1.大人と子どもでいっしょに作って遊ぶ本


いかだ社 1200円

風力測定器・風車・カーリング・船・UFO・車、など30種類の工作が載っています。
身近な材料で作れて、空気の力・水の力・おもりバランス等の学びに繋がります。

つくってあそぼう! 
青弓社 1800円
工作や実験が45種類。つくったり実験したりする順序が分かりやすく書かれています。巻末に型紙もあります。

いかだ社 1600円
身近な材料を使った工作の作り方が、たくさんあります。

2.科学マンガ

◆マンガでわかる学年別「かがくのふしぎ」1年生 成美堂出版 800円

◆マンガでわかる学年別「かがくのふしぎ」2年生 成美堂出版 800円

◆マンガでわかる学年別「かがくのふしぎ」3年生 成美堂出版 800円

動物のふしぎ、草花と虫のふしぎ、体のふしぎ、地球のふしぎ、電気のふしぎ等、「マンガ・図解・実験・もっと知りたいコーナー」が好奇心に応えてくれます。

子どもが一人で読めて、大人と一緒に読むともっと楽しい。一押しの本です。絶版になっているので、学校図書館や公共図書館でご覧ください

3.大人にすすめる本


小学館 850円
16冊のシリーズの中の1冊。マンガの部分は中学年から読めます。


明日香出版社 1400円
「ウイルスは生物それとも無生物?」など今の話題を科学の目で考えることのできる本です。

4.こんな本も楽しい(図書館で借りて読んでみましょう)


なぜ?の図鑑 科学マジック
学研 1900円


かもがわ出版 1500円



みつけた! びっくり虫
童心社 1300円


5.保護者の方からの返信メール


◆毎回、親子で楽しく参加させてもらっています。教室で紹介していただいた本も良書ぞろいで、とても嬉しいです。(「科学のふしぎ」誕生日プレゼントにリクエストされました)
スタッフの方々の優しくあたたかいまなざしが、とても素敵だなぁと毎回思います。

◆教科書がない授業、そのものを見て感じる授業がとてもよいと思います。先生が生き生きしている、熱意を込めて語る姿、本当に貴重な空間です。また、子どもたちのまなざしも真剣!この場所(会場)もあたたかい光の中で心もくつろぎながら自然に触れあえてとても良いです。

◆バッタを観察して、自宅でも飼ったことや、空気の車、シャボン玉が楽しそうでした。親子で楽しめてとてもよかったです。いろいろな普段見たことのない虫が見れてよかったです。また身近な物で学べることもよかったです。

◆親も一緒になって楽しんでいて、毎回帰り道は楽しかったこと、驚いたことで子どもと話が盛り上がっています。身近なところにたくさんの不思議や面白いことがあるんですね。

◆バッタが好きになりバッタをつかまえて数日間観察しました。今まで体験したことがないことを体験できて、親子でとても楽しんでいます。ありがとうございます。

2020-08-12

光で遊ぼう

 今回は、2月に実施した「第9回 光」の説明をします。

1.教室風景

①LEDイルミネーションライトで遊ぼう

◆工作用紙で丸い形をつくりました。その中にLEDイルミネーションライトを入れて、上に白い障子紙をかぶせました。

◆スイッチを押すと、「赤→赤と青→赤と青と緑→青と緑→緑→消える」と数秒ごとに色が変わります。部屋を暗くしてやりました。

LEDイルミネーションライト

②自分で好きな絵をシェードに描く

◆白いシェードに蛍光マーカーで好きな絵を描きました。下の写真のように赤が点灯した時は、顔の形の中で赤で描いた口が見えません!完成したら、部屋を暗くして、一斉に点灯しました。

シェードづくり

LEDイルミネーションライト

イルミネーションライト④

LEDイルミネーションライト③



LEDイルミネーションライト③

◆「光がいろいろ合わさると、見えたり見えなくなったりするんだね」などと、子どもたちは、発見したことを話してくれました。

③色染めの和紙でシェードをつくる

◆次は、いよいよ、1月につくった色染の紙を丸くして、世界にたった一つのシェードをつくって、かぶせてみました。赤が点灯した時は、赤い模様は見えません。

和紙の色染め紙でシェードづくり①

和紙の色染め紙でシェードづくり④

2.教材

①LEDイルミネーションライト

◆下の丸い所に、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色のLEDライトが入っています。この3色は、光の3原色といいます。この3色を全部つけると白くなります。

②光の3原色

◆障子紙を下のLEDイルミネーションライトの10センチぐらい上にかざしてみると、光の3原色と、それが混ざった様子があざやかに見えます。

光の3原色

3.本の紹介

ドラえもん科学ワールド 光と音の不思議 (ビッグ・コロタン)

(小学館 850円+税)

大人が読んでも楽しいマンガです。中学年ぐらいになると、解説文がだんだんと理解できるようになります。

4.保護者の声

◆光の回もとても楽しかったようで、帰りの車の中でも、「サイエンス教室大好きだから来年もやりたい!」と自ら話していました。そして、帰宅するとぬいぐるみを並べて、講義していました。光の回の時は、同じテーブルのお友達とおしゃべりしながら楽しそうに参加している様子があって、そういう光景もなんだか嬉しかったです。来年度のサイエンス教室も楽しみにしています。

◆教科書がない授業、そのものを見て感じる授業がとてもよいと思います。先生が生き生きしている、熱意を込めて語る姿、本当に貴重な空間です。また、子どもたちのまなざしも真剣!この場所(会場)もあたたかい光の中で心もくつろぎながら自然に触れあえてとても良いです。

◆とっても楽しかったようで、帰りに蛍光ペンを買い、ご飯後回しで描き足し、暗闇で楽しんでいました。寝るときに枕元まで持っていって「宇宙の夢(自分で描いた)を見る」と言っていました(笑)

5.参考:キッズサイエンス通信9号

当日配布した資料です。

キッズサイエンス通信9号 表面

キッズサイエンス通信9号 裏面

2020-08-11

音で遊ぼう

 今回は、2020年1月に実施した「第8回 音」について説明します。

1.教室風景

①ホース電話で遊ぶ

◆音は、空気中を伝わります。そこで、糸電話ではなく、子ども用の細いホース(3メートル)で、電話ごっこをして遊びました。

ホース


〇まっすぐにして話してみる
〇ホースの途中を丸めてみる
〇ホースの真ん中を指でつまむ
のうちで、「お話しできるのはどんな時かな?」と話して、交替で電話ごっこをして遊びました。空気がふるえて、音が伝わる!ということを体験しました。
ホースで電話遊び
ホースで電話遊び

②紙笛:ウグイス笛をつくって遊ぶ
紙笛

◆はじめに、「ブーブー笛」「拍手笛」をやって見せました。「材料を渡したので、帰宅してからお家の人とやってみましょう」と話しました。

◆ウグイス笛をつくる:工作用紙の長さを変えて作ってみましょう。長い→低い音 短い→高い音(たて笛と同じ)

ウグイス笛

工作用紙とストローでつくりました。上手に「ホーホケキョ」と音がすると歓声があがりました。小さい子どもなので、少し小さめにしてつくりました。

ウグイス笛②

ウグイス笛③

③糸電話をつくって親子で遊ぶ

◆大きめのププラコップで糸電話をつくりました。

プラコップの方が、紙コップより丈夫です。糸がふるえて、音が伝わります。糸の途中を指でつまむと、糸がふるえなくなり、声が聞こえなくなります。

2組作って(紙コップでもOK)、クロスしてみると、4人で会話ができます。

糸電話で親子で会話をしました。「こうしたらどうかな?(糸を弾いてみたり)」「じゃあこれは?(糸をごしごし)」「わかった!こうする」など、ど工夫や発見の声が聞こえてきました。

④紙染め

◆2月は、「光」がテーマです。和紙のシェードを使うので、今回は、最後に障子紙で色染めもやりました。

和紙の色染め

和紙の色染め

2.教材

①音

◆のどに軽く手をあてて、なるべく低い声で「ア~」とか「イ~」とかさけんでみましょう。どうですか? のどがふるえるでしょう。

◆「声➡音」が出る時には、音がでる物は、ふるえます。楽器で演奏する時も、和太鼓ならその表面の皮が、バイオリンなら弦がふるえます。

◆このふるえが、空気中を波のように伝わって、耳に届きます。すると、耳の奥の鼓膜がふるえます。すると、そのさらに奥にある内耳に伝わります。この刺激が脳に伝わり、音として感じます(感覚)。

◆音は、空気中だけでなく、水や金属の中でも伝わります。糸も音を伝えます。わたしの大好きな川釣りの時、「静かに!」と、同行者に言います。足音が水中で伝わり、魚が逃げてしまうからです。宇宙空間で、「ごはんですよ~」と大声で叫んでも、空気がないから聞こえません(経験したことはないけどネ!)。

◆音をきちんと理科で勉強するのは、中学校です(以前は小学校でも音叉などで学習していました)。今回は、音の遊びをやりました。自分で、遊んだり、音を出したり、音を伝えたりする経験をしました。

②紙笛

◆ブーブー笛:口に当てて吹くと、ブーブーとなります。唇が、ふるえるのが実感できます。

◆拍手笛:(時間の関係で材料を持ち帰ります) 2枚重ねて、手の形を切り抜きます。下の方を左右に折って、紙笛と同じ様にして吹きます。手の部分を外側に少しまげておきます。3・3・7拍子(応援団のように)で吹くと、手が開いたり閉じたりします。

3.本の紹介 4、保護者の声(今回はありません)

5.参考:キッズサイエンス通信8号

当日に配布した資料です。

キッズサイエンス通信8号

キッズサイエンス通信8号②