今回は、2020年1月に実施した「第8回 音」について説明します。
1.教室風景
①ホース電話で遊ぶ
◆音は、空気中を伝わります。そこで、糸電話ではなく、子ども用の細いホース(3メートル)で、電話ごっこをして遊びました。
〇まっすぐにして話してみる
〇ホースの途中を丸めてみる
〇ホースの真ん中を指でつまむ
のうちで、「お話しできるのはどんな時かな?」と話して、交替で電話ごっこをして遊びました。空気がふるえて、音が伝わる!ということを体験しました。
②紙笛:ウグイス笛をつくって遊ぶ
◆はじめに、「ブーブー笛」「拍手笛」をやって見せました。「材料を渡したので、帰宅してからお家の人とやってみましょう」と話しました。
◆ウグイス笛をつくる:工作用紙の長さを変えて作ってみましょう。長い→低い音 短い→高い音(たて笛と同じ)
工作用紙とストローでつくりました。上手に「ホーホケキョ」と音がすると歓声があがりました。小さい子どもなので、少し小さめにしてつくりました。
③糸電話をつくって親子で遊ぶ
◆大きめのププラコップで糸電話をつくりました。
プラコップの方が、紙コップより丈夫です。糸がふるえて、音が伝わります。糸の途中を指でつまむと、糸がふるえなくなり、声が聞こえなくなります。
2組作って(紙コップでもOK)、クロスしてみると、4人で会話ができます。
糸電話で親子で会話をしました。「こうしたらどうかな?(糸を弾いてみたり)」「じゃあこれは?(糸をごしごし)」「わかった!こうする」など、ど工夫や発見の声が聞こえてきました。
④紙染め
◆2月は、「光」がテーマです。和紙のシェードを使うので、今回は、最後に障子紙で色染めもやりました。
2.教材
①音
◆のどに軽く手をあてて、なるべく低い声で「ア~」とか「イ~」とかさけんでみましょう。どうですか? のどがふるえるでしょう。
◆「声➡音」が出る時には、音がでる物は、ふるえます。楽器で演奏する時も、和太鼓ならその表面の皮が、バイオリンなら弦がふるえます。
◆このふるえが、空気中を波のように伝わって、耳に届きます。すると、耳の奥の鼓膜がふるえます。すると、そのさらに奥にある内耳に伝わります。この刺激が脳に伝わり、音として感じます(感覚)。
◆音は、空気中だけでなく、水や金属の中でも伝わります。糸も音を伝えます。わたしの大好きな川釣りの時、「静かに!」と、同行者に言います。足音が水中で伝わり、魚が逃げてしまうからです。宇宙空間で、「ごはんですよ~」と大声で叫んでも、空気がないから聞こえません(経験したことはないけどネ!)。
◆音をきちんと理科で勉強するのは、中学校です(以前は小学校でも音叉などで学習していました)。今回は、音の遊びをやりました。自分で、遊んだり、音を出したり、音を伝えたりする経験をしました。
②紙笛
◆ブーブー笛:口に当てて吹くと、ブーブーとなります。唇が、ふるえるのが実感できます。
◆拍手笛:(時間の関係で材料を持ち帰ります) 2枚重ねて、手の形を切り抜きます。下の方を左右に折って、紙笛と同じ様にして吹きます。手の部分を外側に少しまげておきます。3・3・7拍子(応援団のように)で吹くと、手が開いたり閉じたりします。
3.本の紹介 4、保護者の声(今回はありません)
5.参考:キッズサイエンス通信8号
当日に配布した資料です。