2022-06-21

SDGsで調べ学習・コンペ(中学校 総合)

ツールの一つとしてのタブレット活用
SDGsで調べ学習・コンペ(総合)

中学校での実践

調べ学習・コンペ形式で

私の学年(中2)では、職場体験が延期になり、ぽっかりあいた総合をどうしよう、ということで英語、理科、社会で同時にたまたま取り組んでいたSDGsを追究しよう、ということで例年やっている個人レポートの題材を職場体験からSDGsに切り替えて取り組ませました。

最終目標を「発表」にせず、発表した上で学年で取り組むことをみんなで決める、という「コンペ形式」にしました。

明日からの3日間、学級委員の司会のもと、まずはクラスで発表会、クラスからABC部門別(A:学年で取り組めること、:B各家庭で取り組めること、C:は関われないけどメッセージとして投げかけたいこと)に代表を選び、来週に学年での発表会をし、みんなの投票を基に学級委員会が学年で取り組むことを決める、というプロセスを経ています。

この調べ学習は個人で行い、テーマはSDGsの目標から各自が選び、進めさせました。最初に配る紙の資料、レジュメはかなり気を遣って作りこみましたが、調べは書籍、タブレット等でやらせ、レポートは紙に鉛筆で書き、清書はペン書き、写真や資料はノリで貼る、という前近代的な形にしました。

方法の一つとしてのタブレット

この間、私は一人一人がタブレットを持っている良さをとても感じました。コロナは嫌だけど、考え方を変えれば様々な教育上の工夫が出来ることを実感しています。

でも、それはタブレットをどう使わせるか、ということをほぼ全く考えず、今の地球に生きる私達としてどう生きるか、という大きなSDGsのテーマをみんなで追究する中で、方法の一つとして、インタビュー、アンケート調査、書籍、新聞、パソコン、という位置づけで行ったから、逆にその特性を大人も子どもも実感できたのだろうと思っています。

実際は、本の方がいい、と図書室の書籍を活用した生徒もかなりいました。そこでレポートの幹をつくり、詳細をパソコンで調べる、という形を取る生徒も多かったです。

具体的な取り組みを提案することが今回のまとめなので、様々な取り組みやNPOの紹介など、新しい、かつ詳細な情報を手に入れる必要があり、その意味ではパソコンの特性として、自分のためにもなり、周りにも紹介できる、という強みをとても感じました。

大人も子どももいろいろ勉強になっている取り組みでした。

個人的には、教員になる前、海外ボランティアに参加し、開発教育が大きなテーマの一つだったので、ここに来てこんな取り組みができるとは思っていなかったので、とてもやりがいを感じています。それがPCを持っている・いないの経済格差なく取り組ませられることが最大のポイントです。PCに振り回されることなく、何を学ばせたいか、を追い求めたいです。

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