今回は、11月に実施した「第6回 磁石・電気」について説明します。
1.教室風景
①磁石に付くもの・付かないもの
◆磁石クイズ
「この中で、磁石に付くものはどれでしょう? 磁石に付くか付かないか話し合ってから、確かめてごらんなさい」と話して、下の写真のような7つのものを配りました。早速、グループごとに磁石を持って確かめて、仲間分けをしました。
「おやっ、赤い魚は磁石につかないのに、青い魚は付くよ。なんでだろう?」
「青いさかなは、裏にクリップが貼ってある」
「えー、1円玉が磁石につかない。お金(コイン)は磁石につかないの。なんで?」
こうして、固い金属の中でも鉄というものだけが磁石につくことを発見しました。
「おうちで、『鉄さがし』をやってみましょう。携帯電話や時計など電気製品は故障するからダメですよ。」と、話しました。(帰宅後、子どもが、早速鉄探しをしたことを翌月に保護者の方から聞きました。)
②磁石遊び
◆磁石に(鉄の芯の入った)モールをふりかけて、遊びました。
◆「コップを磁石の力d動かす遊びをしました。
・透明なプラスチックのコップの内側に4つの磁石を張り付けました(S極にピンク色のシールを貼る)。次に、次に割り箸に磁石を貼り付けます(ピンクシールを貼ったS局を上にしておきます。
・コップを横にして、割り箸を近付けると、さわらないのにコップが動きます。犬の散歩の様にして遊びました。
③電熱線でスチロールを切って、作品作り(電気と発熱)
100円ショップで売っているスチロールカッターを使って、スチロールを切り、下の写真のような作品を作って遊びました。
2.教材
①電気と熱
発電機(6年生の教材)を渡して遊びました。手動式発電機で発電して、電気の力で電熱線が熱くなり、スチロールカッターで、スチロールを切ります。自分の好きなものをつくって遊びました。予備のスチロールとスチロールカッターを持ち帰り、家庭でも続きが出来る様にしました。
【注意】(当日配布したプリントです)
◆発泡スチロールカッターについて
使わない時は、電池を抜いておいてください。スイッチを入れると電熱線は高温になるので、使う時は保護者の方といっしょにするようにしてください。電熱線が切れた時の予備がこの袋に入っているので、ご活用ください。
◆発泡スチロールと少し硬めのカラーボードは、ホームセンターや100円ショップで売っています。工夫して立体模型をつくると、学校の夏休みの自由工作にも使えるかもしれません。
◆小さいお子さんのいる家庭では、小さく切ったモビールを口に入れないように気をつけてください。
②磁石と電気
小学校理科では、3年~6年まで約50時間かけて電気の学習をします。◆3年生
・磁石【9時間】(磁石につくものは鉄。磁石にはS極とN極がある)
・電気の通り道【9時間】(電気を通すものと通さないもの、明かりがつく通り道。乾電池にモーターをつなぎ、電気のはたらきを知ります。
◆4年生
・電気のはたらき【10時間】(かん電池とモーター、かん電池の並列と直列つなぎ)
◆5年生
・電気が生み出す力【12時間】(電磁石の性質とははたらき)
◆6年生
・電気の利用【9時間】(電気をつくり、ためて使う。電気を、音・動力・光のエネルギーに変える)➡発熱は中学校へ移行
◆中学校
・すべてのものは原子でできていること、原子は、プラスの核とマイナスの電子で出来ていて、電気とは電子のはたらきによって起きる現象だと学習します。
3.本の紹介(今回は本の紹介はしませんでした)
4.保護者の声
◆積極的に参加して、楽しんでいる様子が見られました。帰ってから、何が一番楽しかったか聞くと、手でまわして電気がついたり音がなったやつ!と言っていました。そして、スチロールカッターの仕組みや使い方を父親に説明して、いろいろ作っています。「これ、ホントおもしろいよねー」と言いながら。ゆっくり動かすのが苦手で、ボロボロになったりしてますが。前回のどんぐりの時も、帰宅後、いただいた材料で、延々作り続けていました。でも、数日後、虫が出て来たのをみて、怖がって全部捨ててしまっていました💦クワガタとかの幼虫は飼ってみたい、なんて前は言ってたのですが、小さい幼虫にかなり怯えていました。飾っていることを本人が忘れた作品だけ残っているので写真送ります(^^) いつもありがとうございます。親子で毎回楽しみにしています!
5、参考・キッズサイエンス通信
当日に配布した資料です。
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