今回は、12月に実施した「第7回 色の不思議」について説明します。
1.教室風景
①色水で遊ぶ
◆赤・青・黄色の3つの色水(水彩絵の具で)をカップに入れて配りました。これを混ぜて、様々な色水をつくりました。
青+黄色→緑 青+赤→紫 赤+黄色→オレンジ
机の上のカップの色水は、3色から6色にふえました。
◆「この3つをまぜると、小学校で使う絵の具の12色がつくれます。いえいえ、もっともっと、たくさんの色がつくれます。おうちに絵の具があったら、やってみましょう。小学校の図工で絵を描く時にこの技が使えますね。」と話しました。
②コマをつくって遊ぶ
◆コマを作って、表面に折り紙を2色貼りました。
「この2色のコマを回すと、どんな色になるでしょうか」と聞きました。
◆「赤色と青色を混ぜると緑色になるんじゃないかな」などと予想しました。そして、コマ回しをしました。すると、本当に緑色になりました。
◆次は、違う色の折り紙を、コマに貼りました。
③先生の話を聞く
◆「わたしたちは、人によって得意なこと、苦手なことがありますね。同じ様に、生き物の種類によって、色の見え方もいろいろ違うことが、科学の力でわかってきました。みつばちは黄色などがよく見えるんです。花の色を見つけて蜜を取りにいいくためです。」
◆この後、「チョウがどのように花を見つけるのか」という話をしました。
2.教材
①色の3原色
◆絵の具の色の三原色は、赤色(Red)と黄色(Yellow)と青色(Blue)です。(正確には黄色(Yellow)と赤紫色(Magenta)と空色(Cyan)です)。絵の具は光を吸収していくので、絵の具の色を混ぜるほど、光が吸収されていくので暗くなっていきます。
◆だから、全部混ぜると黒くなります。色は、引き算ですね。この仕組みがパソコンなどのプリンターの色に使われています。学校の図工で、絵を描く時に、あまり多くの色を混ぜ合わせて使うと暗い色調になってしまうのは、このためです。
②光の3原色
◆光の三原色は赤(Red)、緑Green)、青(Blue)です。そして混ぜるにつれて、明るくなっていきます。光のエネルギーが加算(たし算)されるのです。三原色を加えると白になります。
◆3色の発光ダイオード(LED)の中で最もつくるのが難しかった青色発光ダイオードを作りだした3人の日本の研究者がノーベル賞を受賞したのは5年前でした。小学校6年生の理科の「電気の性質」で、電気エネルギーを光や動力や音に変えることを学びます。
3.本の紹介
こま まわるかな (福音館の科学シリーズ)型紙があり、親子でこまをつくって遊ぶことができる。色が変わるこま、こまの重心の取り方、いろいろな素材でのこまなど楽しい内容が盛りだくさん。
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