2020-08-03

サイエンス教室とは(カリキュラム)

ダ・ビンチ サイエンスかしの木教室 2019年度

幼児クラス(年中・年長)・小学校低学年クラス

自然にふれる・豊かな体験 遊びから科学へ

幼児期から小学校低学年は、感性が育つ時期です。この時期に、身近な自然にはたらきかける(見る・さわる・つくる等)活動をすると、『楽しい』と夢中になって遊びます。

この遊び体験が、「もっと工夫してみよう」「それってなぜ?知りたいな。」と、意欲的な子どもに育つきっかけになります。

友だちとつながるともっと楽しいですね。「おもしろいね。いっしょにやろう」「どうやるの、教えて」「教えてあげるよ」と、心優しい子どもになっていきます。

バーチャルな世界では得られない、五感で感じる感動体験をさせてあげたいと、わたしたちは願っています。その体験内容が生活科や理科につながるものなら、理科の好きな子どもに育ちます。

科学の目でまわりの自然や環境を見つめて判断できる人の基礎になると思います。

そこで、この二つの教室を開くことにしました。











5月から3月まで、10回開きます。1回1時間。

詳しくは資料A カリキュラム

★入学前(年中・年長児)コース

・作って遊ぶ体験(磁石・空気・電気・動くもの・音・木の実)

・生き物との出会い・遊び

・絵本の読み聞かせ

 

★小学校 1年生・2年生コース

・顕微鏡で小さな世界を見る・望遠鏡をつくって広い世界を見る

・電気・音・光との出会いと体験

・自然観察

身近な自然にふれたり、身近な材料を使ってつくったりします。だから、この日だけの特別な体験ではなく、ご家庭で続きを楽しんだり、もっと「探してみよう・・・・」と、続きが楽しめるカリキュラムです。

発達段階に合わせた体験中心。自分でやってみて、気付くことを大切にします。だから1時間の中で子どもの主体的な体験活動がメインです。

科学絵本・読み物に目を向ける場もあります。科学絵本の読み聞かせやブックトークで、「近くの図書館の借りて読みたいな」と思ったら最高。

小学校生活科・理科につながります

(小学校の生活科 詳しくは資料B)

■学校の生活科の半分が理科関係で、「1年間で約50時間」、45分授業なので時間に直すと実態は35時間ぐらいです。この教室では年間10時間。教室での体験をきっかけに家庭でやると、学校の生活科に並ぶぐらいの時間です。カリキュラムは、小学校の生活科と理科の教科書と関連付けて教材をつくります。

自然科学の入り口・豊かな意義ある体験活動を用意します。

 

■家庭で自然と科学が話題になるようにお子さん一人ひとりにファイルを用意。毎回のねらいと内容をお知らせする「キッズサイエンス通信」を発行。

それをご覧いただいて、「いっしょにうちでもやってみよう」「この本読んでみよう」をサポートします

遊びから科学へ(ダ・ビンチ サイエンス教室と生活科・理科)






















資料A 年間カリキュラム(2019年度) 

 

5月: 空気

(目に見えない空気を感じて、ギュッと押すとはねかえる力で「動くもの」づくり)

☆幼児コース(年中・年長児)

〇風船・1本のストローで、空気を感じよう

〇ストローで玉を飛ばせるかな?

〇空気でロケットをとばす・空気でっぽう

〇巨大な空気砲の実験ショー

★低学年コース(1年生・2年生)

〇空気でロケットをとばす・空気でっぽう

〇風船でスピードを出して動く車づくり

〇巨大な空気砲の実験ショー

 

6月 小さな世界をのぞいてみよう

☆幼児コース

○虫めがねであそぼう

○かいぼうけんび鏡(レンズが1枚)20倍

★低学年コース

○虫めがねであそぼう

○けんび鏡(レンズが2枚) 100倍

 「見えるよ、小さな生き物・お花の中は?」

 

7月 ジャンボシャボン玉・生き物発見

☆幼児コース
○ストロー1本・2本・4本では?
〇三角や四角のシャボン玉ってできるの?
○ジャンボシャボン玉で遊ぼう
★低学年コース
○シャボン玉のひみつ
○ジャンボシャボン玉で遊ぼう
○ジャンボシャボン玉で遊ぼう

■共通
〇カブトムシの幼虫・さなぎ・成虫
〇ダンゴムシの不思議など
〇絵本読みきかえ「海のだんごむし・山のだんごむし」

9月 生き物のひみつ

(草むらの生き物・水の中の生き物)

☆幼児コース

○草むらの生き物・水の中の生き物

〇どんな生き物がいるかな?

〇何を食べるのかな?

★低学年コース

○草むらの生き物・水の中の生き物

〇変身する生き物

〇発見!生き物のすごいチエ

 

10月 秋の木の実や落ち葉で遊ぼう

☆幼児コース

○どんぐりで遊ぼう(こま・やじろべえなど)

★低学年コース

○どんぐりの秘密

○おち葉で動物のしおりをつくろう

 

11月 磁石・電気

☆幼児コース

○何がくっつくかな?(磁石遊び)

○磁石でつくって遊ぼう

〇磁石で動く車・磁石で動くもの

★低学年コース

○電気の力→ 光・音・モーター 

○電気で発熱・スチレンカッターで楽しい工作

 

12月 色のひみつ(色をまぜる・色が出る)

☆幼児コース・★低学年コース

○色水遊び

○和紙で色染め(三角や四角に折って)

 

1月 光(コマで実験)

☆幼児コース

○ふしぎなコマ

→コマに色を塗ってたしかめよう

〇LEDライトを使ってつくろう

★低学年コース

○赤・緑・青の光を合わせると(ライトで)?

〇LEDライトを使ってつくろう

 

2月 音(空気のふるえと音・笛をつくる)

☆幼児コース・★低学年コース

○実験:スプーンの音、エコーのかかった電話

○風船電話・導線電話等・・体験・発見

○つくって遊ぶ 「紙笛・拍手笛・ウグイス笛

 

3月 動くものづくり(生活科へ)

○動くものをつくろう

○ぼうえん鏡をつくって遠くを見てみよう

(新型コロナウイルス感染拡大で中止)


資料B 遊びから科学へ

■小学校1・2年生の生活科 (1年間で約100時間)

・社会科につながるものと理科につながるものが、それぞれ半分です。

・理科的な内容は、身近な生き物・草花を、「見つける」「育てる」「気づいたことを話す・書く」ことと、身近な材料でつくって遊ぶ体験活動です。(目当てを持ったダビンチの活動と生活科2年生教科書の関連)

・身近な自然にふれ・はたらきかける豊かな体験の積み重ねが、『理科が好きな子』『科学的な見方で生活や社会を見て生きていく大人』への1歩になります。

12年生の生活科



1年生 生活科の中の理科分野は6割(A社の18年度版)
「春の虫や草花で遊ぶ」(タンポポ)春を見つけに行こう:3時間
「アサガオ 秋・チューリップの球根」きれいにさいてね:9時間
「夏の虫」「シャボン玉遊び・水遊び」夏と 友だちになろう:9時間
「昆虫やモルモット」なかよくなろうね 小さな友だち:10時間
「バッタ・コオロギ・どんぐり」秋と 友だちになろう:14時間
「冬の生き物・氷・風でうごくおもちゃ」冬と 友だちになろう:12時間

2年生 生活科の中の理科分野は4割
・「野菜を育てる」めざせ 野菜作り名人: 10時間
・「生き物をつかまえて育てる」めざせ 生きものはかせ:11時間
・「動くおもちゃを作って遊ぶ」作って ためして: 20時間

3・4年生の理科(1年間で約100時間)

○理科は自然科学を学ぶ教科です。その出発点として、
①身近な自然を、めあて(視点)を持って、観察する学習。
②「目に見える」具体的なものから「目に見えない」ものへの学習(実験)に移ります。(他教科も)
・3年生 日光や太陽・ものと重さ・光・電気
・4年生 天気・電気・月や星・体・ものの温度と体積変化・空気

理科 3年生 約100時間(同上)

1.生き物をさがそう 2.植物を育てよう
3.チョウを育てよう 4.風やゴムのはたらき
○葉を出したあとの植物
○花をさかせたあとの植物
5.こん虫調べ 6.日なたと日かげ
7.光とかがみ 8.かげと太陽
9.ものと重さ 10.電気の通り道
11.じしゃく  ○作って遊ぼう

理科 4年生 約100時間

1.季節と生き物   2.天気による気温の変化

3.体のつくりと運動 4.電気のはたらき

○夏と生き物 ○夏の星

5.月や星の動き   6.とじこめた空気と水

○秋と生き物

7.もののあたたまり方 8.ものの温度と体積

○冬の星 ○冬と生き物 ○生き物の1年

9.水のすがた  10.水のゆくえ

○ふたたび春が

★ダ・ビンチ サイエンス教室は、6年生までを見通し、もとになる体験学習を組み込んでいます。

(例:11月の「電気」は、5年の「電磁石」・6年の「電気の性質と利用」の土台になる体験。12月の「色が出てくる絵」は6年の水溶液学習につながります。)


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