2020-08-10

色のひみつ

 今回は、12月に実施した「第7回 色の不思議」について説明します。

1.教室風景

①色水で遊ぶ

◆赤・青・黄色の3つの色水(水彩絵の具で)をカップに入れて配りました。これを混ぜて、様々な色水をつくりました。

青+黄色→緑 青+赤→紫 赤+黄色→オレンジ

机の上のカップの色水は、3色から6色にふえました。

◆「この3つをまぜると、小学校で使う絵の具の12色がつくれます。いえいえ、もっともっと、たくさんの色がつくれます。おうちに絵の具があったら、やってみましょう。小学校の図工で絵を描く時にこの技が使えますね。」と話しました。

色水で遊ぶ

色水で遊ぶ②

色水で遊ぶ③

②コマをつくって遊ぶ

◆コマを作って、表面に折り紙を2色貼りました。

「この2色のコマを回すと、どんな色になるでしょうか」と聞きました。

◆「赤色と青色を混ぜると緑色になるんじゃないかな」などと予想しました。そして、コマ回しをしました。すると、本当に緑色になりました。

◆次は、違う色の折り紙を、コマに貼りました。

コマ遊び

コマづくり

③先生の話を聞く

◆「わたしたちは、人によって得意なこと、苦手なことがありますね。同じ様に、生き物の種類によって、色の見え方もいろいろ違うことが、科学の力でわかってきました。みつばちは黄色などがよく見えるんです。花の色を見つけて蜜を取りにいいくためです。」

◆この後、「チョウがどのように花を見つけるのか」という話をしました。

2.教材

①色の3原色

◆絵の具の色の三原色は、赤色(Red)と黄色(Yellow)と青色(Blue)です。(正確には黄色(Yellow)と赤紫色(Magenta)と空色(Cyan)です)。絵の具は光を吸収していくので、絵の具の色を混ぜるほど、光が吸収されていくので暗くなっていきます。

◆だから、全部混ぜると黒くなります。色は、引き算ですね。この仕組みがパソコンなどのプリンターの色に使われています。学校の図工で、絵を描く時に、あまり多くの色を混ぜ合わせて使うと暗い色調になってしまうのは、このためです。

②光の3原色

◆光の三原色は赤(Red)、緑Green)、青(Blue)です。そして混ぜるにつれて、明るくなっていきます。光のエネルギーが加算(たし算)されるのです。三原色を加えると白になります。

◆3色の発光ダイオード(LED)の中で最もつくるのが難しかった青色発光ダイオードを作りだした3人の日本の研究者がノーベル賞を受賞したのは5年前でした。小学校6年生の理科の「電気の性質」で、電気エネルギーを光や動力や音に変えることを学びます。

3.本の紹介

こま まわるかな (福音館の科学シリーズ)
型紙があり、親子でこまをつくって遊ぶことができる。色が変わるこま、こまの重心の取り方、いろいろな素材でのこまなど楽しい内容が盛りだくさん。


◆「光と色で遊ぶ」フレーベル館

太陽の光、色のひみつ、鏡の世界など作って遊ぶ内容がたくさなんる。発達段階に応じた様々なレベルの内容である。

4・保護者の声(今回はありません)

5.参考:キッズサイエンス通信7号

当日に配布した資料です。

キッズサイエンス通信7号表面

キッズサイエンス通信7号裏面

磁石・電気

 今回は、11月に実施した「第6回 磁石・電気」について説明します。

1.教室風景

①磁石に付くもの・付かないもの

◆磁石クイズ

「この中で、磁石に付くものはどれでしょう? 磁石に付くか付かないか話し合ってから、確かめてごらんなさい」と話して、下の写真のような7つのものを配りました。早速、グループごとに磁石を持って確かめて、仲間分けをしました。

磁石

「おやっ、赤い魚は磁石につかないのに、青い魚は付くよ。なんでだろう?」

「青いさかなは、裏にクリップが貼ってある」

「えー、1円玉が磁石につかない。お金(コイン)は磁石につかないの。なんで?」

こうして、固い金属の中でも鉄というものだけが磁石につくことを発見しました。

「おうちで、『鉄さがし』をやってみましょう。携帯電話や時計など電気製品は故障するからダメですよ。」と、話しました。(帰宅後、子どもが、早速鉄探しをしたことを翌月に保護者の方から聞きました。)

②磁石遊び

◆磁石に(鉄の芯の入った)モールをふりかけて、遊びました。

磁石に付くモール

磁石ごモール

◆「コップを磁石の力d動かす遊びをしました。

・透明なプラスチックのコップの内側に4つの磁石を張り付けました(S極にピンク色のシールを貼る)。次に、次に割り箸に磁石を貼り付けます(ピンクシールを貼ったS局を上にしておきます。

・コップを横にして、割り箸を近付けると、さわらないのにコップが動きます。犬の散歩の様にして遊びました。

磁石遊び

③電熱線でスチロールを切って、作品作り(電気と発熱)

100円ショップで売っているスチロールカッターを使って、スチロールを切り、下の写真のような作品を作って遊びました。

電気と発熱
電気と発熱②

手動式発電機

2.教材

①電気と熱

発電機(6年生の教材)を渡して遊びました。手動式発電機で発電して、電気の力で電熱線が熱くなり、スチロールカッターで、スチロールを切ります。

自分の好きなものをつくって遊びました。予備のスチロールとスチロールカッターを持ち帰り、家庭でも続きが出来る様にしました。

【注意】(当日配布したプリントです)

◆発泡スチロールカッターについて
使わない時は、電池を抜いておいてください。スイッチを入れると電熱線は高温になるので、使う時は保護者の方といっしょにするようにしてください。電熱線が切れた時の予備がこの袋に入っているので、ご活用ください。

◆発泡スチロールと少し硬めのカラーボードは、ホームセンターや100円ショップで売っています。工夫して立体模型をつくると、学校の夏休みの自由工作にも使えるかもしれません。

◆小さいお子さんのいる家庭では、小さく切ったモビールを口に入れないように気をつけてください。

②磁石と電気

小学校理科では、3年~6年まで約50時間かけて電気の学習をします。

◆3年生 
・磁石【9時間】(磁石につくものは鉄。磁石にはS極とN極がある)
・電気の通り道【9時間】(電気を通すものと通さないもの、明かりがつく通り道。乾電池にモーターをつなぎ、電気のはたらきを知ります。

◆4年生 
・電気のはたらき【10時間】(かん電池とモーター、かん電池の並列と直列つなぎ)

◆5年生 
・電気が生み出す力【12時間】(電磁石の性質とははたらき)

◆6年生 
・電気の利用【9時間】(電気をつくり、ためて使う。電気を、音・動力・光のエネルギーに変える)➡発熱は中学校へ移行

◆中学校
・すべてのものは原子でできていること、原子は、プラスの核とマイナスの電子で出来ていて、電気とは電子のはたらきによって起きる現象だと学習します。

3.本の紹介(今回は本の紹介はしませんでした)

4.保護者の声

◆積極的に参加して、楽しんでいる様子が見られました。帰ってから、何が一番楽しかったか聞くと、手でまわして電気がついたり音がなったやつ!と言っていました。そして、スチロールカッターの仕組みや使い方を父親に説明して、いろいろ作っています。「これ、ホントおもしろいよねー」と言いながら。ゆっくり動かすのが苦手で、ボロボロになったりしてますが。前回のどんぐりの時も、帰宅後、いただいた材料で、延々作り続けていました。でも、数日後、虫が出て来たのをみて、怖がって全部捨ててしまっていました💦クワガタとかの幼虫は飼ってみたい、なんて前は言ってたのですが、小さい幼虫にかなり怯えていました。飾っていることを本人が忘れた作品だけ残っているので写真送ります(^^) いつもありがとうございます。親子で毎回楽しみにしています!

5、参考・キッズサイエンス通信

当日に配布した資料です。

キッズサイエンス通信6号

キッズサイエンス通信6号②

2020-08-09

秋の木の実や落ち葉で遊ぼう

 今回は、10月に実施した「第5回 秋の木の実や落ち葉」について説明します。

1.教室風景

①秋の木の実

◆木の実やタネの名前当てクイズ

木の実や種子のワークシート
木の実の名前当てクイズ
◆木の実やタネの名前当てクイズ
木の実や種を7つとワークシートを渡して、「実や種は7つあるのに、写真は6つ? ひとつはみ出すのでしょうか? いいえ、同じものの実と種があるのです。どれでしょう?」と言って、名前当てクイズをしました。

◆ドングリクイズ

細長いどんぐりを2つ渡しました。「このドングリ、どこか違いますね。どう違うかな?1つは何かが出ていますね。何だと思う?」と言って、発芽して根が出始めたドングリに注目しました。次に、そのドングリがどう育つのか、去年の秋に植えた鉢植えのドングリを見せました。

発芽したドングリ
育つドングリ

②ゾウムシ

・先生の話を聞きました。

「皆さんに穴の開いたドンリを渡しました。この中に象の鼻のように長い口で固いドングリに穴を開けて、中に卵を産む虫がいます。ゾウムシです。。卵から産まれた幼虫はドングリを食べて大きくなり、冬を越して、来年ゾウムシの成虫になります。」

ゾウムシの写真のある絵本の一部を見せました。

・ゾウムシを顕微鏡で見る。

・バラにくる小さな小さなゾウムシを実際に顕微鏡で見ました。

「動いてる」「ホント、ぞうの鼻みたいに長い」と歓声が沸きました。

ゾウムシ①
ゾウムシ②

③ドングリゴマ

クヌギに穴を開けて、ようじをさしてドングリゴマをつくって遊びました。

「よく回ると軸(芯)が見えないっ!!」と、発見したことを友だちに話す姿も見られました。

ドングリゴマ

④ドングリのやじろべえ

バランスについて最小限の説明して、あとは工夫して作りました。バランススをとるとはどういうことか、自分なりに発見しました。

やじろべえ
やじろべえ②

⑤落ち葉でしおり作り

落ち葉のしおり①
落ち葉のしおり②
落ち葉のしおり③

2・教材

①秋の木の実

「実りの秋」といいますが、植物は、秋にいっせいに実をつけて、種を翌年に残します。寒い冬の雪や霜に負けないで、種の形で過ごし、翌年は発芽して、子孫を残す植物の営みです。

その種の中で、今年はドングリに注目して、さわったり、見たり、つくったりする体験をしました。木の実やタネの名前当てクイズで用意したものは7つ、6種類です。

クヌギの実、アサガオの種、ヒマワリのタネ、モミジのタネ、プラタナスの実、クルミ(実と種子)

②ゾウムシ

ドングリの中に卵を産んだのは、コナラシギゾウムシでした。この時期は幼虫なので、バラの花に来る小さなゾウムシの成虫を顕微鏡で観察しました。

③落ち葉のしおり

昨年の秋にとって押し葉にしておいたものを使いました。

厚紙に形を切り抜いて貼り、上からブッカーを貼りました。空気に触れないので1年たっても色が変わらないことを確かめておきました。

帰宅したら、自分で押し葉をつくって、しおりをつくれるように厚紙とブッカーを家庭用に渡しました。

かしの木サイエンス教室では、毎回、自宅で続きができるように家庭用の材料を渡すなどの工夫をしています。

3.本の紹介

身近にいるめずらしい虫がたくさん紹介されています。

森の工作図鑑〈vol.1〉どんぐり・まつぼっくり
作りたくなる工作事例がたくさんあります。一番のおすすめです。


どこでもどんぐり
分かりやすいカラフルなイラストが特徴です。

4.保護者の声

◆毎月とても楽しませていただいております。親のほうが楽しんでいるくらいかもしれません。いろいろな分野のとっかかりになるような小さな種を少しずつ、息子の心の中に埋めて頂いているような気持ちです。発芽せず忘れられてしまう種もあれば、どんどん成長して大きく花開く種もあるかもしれません!?これからの息子の成長がとてもとても楽しみです。

◆○先生方は子どもの心をつかまえるのが上手で「りかちゃん先生」「おかぴー先生」と親近感を持っています。小学生の教室と同じく、大人も楽しめて普段の生活にすぐ取り入れられる科学あそび、親子共々楽しませてもらっています。

5.参考・キッズサイエンス通信

当日に配布した資料です。

サイエンスキッズ通信5号
キッズサイエンス通信5号