2023-10-16

デジタル教科書・タブレットと教育実践 国語

デジタル教科書・タブレットと教育実践(国語を中心に考える)

目次

はじめに 
1.デジタル教科書本格導入
2.ICT活用の教育を進める研究団体の動向
3.世界の教科書制度とデジタル教科書
4.「令和の日本型教育」とデジタル教科書・タブレット
5.国語での(文科省HP)ICTを活用した授業例
6.デジタル教科書導入の時代の国語
おわりに 学び合いたい書籍のご案内

はじめに

わたしの小学校時代の卒業文集に、ある友だちはこう書いていました。
「一年生の時、初めて書いた作文はこうでした。『〇ちゃんたちとあそびました。おもしろかった』。これだけしか書けなかった私がこんなにかわるものかと思うとふしぎでたまらない。でもうれしい気がする。」
その級友たちと卒業して四七年目に、クラス会で再開し、その場でしみじみとこう語った友だちがいました。
「おれは、仕事も何もかも失った時に、先生が『本を読め、本を読め』ってずっと言ってたことを思い出して本に没頭した。そして自暴自棄にならずに立ち直れたんだ」。
担任の先生は、本の読み聞かせ・話し合いで読み深める国語の授業・作文に力を入れ、「自分の頭で考えて判断できる人になれ」と、いつも語ってくれていました。
半世紀を経て小学校教育の効果が確かめられた一コマでした。

1.デジタル教科書本格導入

今年の8月25日、文科省「第5回教科書・教材・ソフトウェアの在り方ワーキンググループ」が開かれ、次の様な論点整理が出されました。
【論点整理】より
●デジタル教科書を本格的に導入する最初の契機として、教科・学年を絞って令和6年度から段階的に導入すべきではないか。
[小学校5年生から中学校3年生を対象に「英語」を導入し、その次に現場ニーズの高い「算数・数学」を導入する方向]
●紙の教科書とデジタル教科書は、ハイブリッドに活用していくべき。

デジタル教科書が、政府の方針として本格的に学校に導入される中で、今までICT教育情報で配信してきた情報を整理してみました。今回は月刊「国語の授業」誌に寄稿したものに加筆し、主に国語と理科を実例にとり上げ、今求められる課題を考えてみます。

2.ICT活用教育を進める研究団体の動向(2022年12月現在)

タブレットが学校に一斉に導入され、行政主導で活用が強力に進められています。「どう活用したらいいのか?」という個々の教員の思いに応えるように、ネット上のフェイスブックで多くの団体が急速に影響力を広げています。その中心は、巨大IT企業主導のソフト活用です。その一端を紹介します。

◆ロイロイロノート研究グループ 6,428人 
投稿される著書の例:「ロイロノートのICT"超かんたん“スキル」「わくわくパフォーマンス課題づくり」。参加者が質問すると回答が寄せられ、ロイロノートの具体的な活用法が分かるのが特徴。

◆Microsoft Education 研究会 2,601人  
紹介される研究会テーマ例:「学校の未来図」
ソフト活用投稿が多い。「マイクロソフト認定教育イノベーターの提供する授業・素材活用ポータル」

◆ミライシード研究グループ 3,197人 
ミライシードの使い方や授業実践を共有・相談する。投稿者の質問に多数のコメントが寄せられています。セミナーも頻繁に行われています。

◆みんなのデジタル教科書教育研究会 2,407人  
「協働学習による児童のICT活用と創造力・発信力向上の授業実践」「情報デザイン・データの活用分野」の教材開発と授業実践」の紹介など。

その他にも、
◆ICTで国語授業を変える教育者グループ 847人
◆プログラミング教育 9,028人 
◆教育ICT活用研究会 2,540人
◆ICT教具論からの脱却 4,727人
◆日本教育情報学会ICT活用研究会 1,701人

上記10団体だけでも、登録者数は今年の7月時点で42,824人、11月末には46,476人。4か月で約3,600人増えています。FBへの投稿内容は、オンラインでのセミナー・研究会案内・実践報告・出版物の案内・実践上の相談と回答等。翌2月初旬には48,722人、7か月で5,800人増。

3.世界の教科書制度とデジタル教科書

資料1

紙とデジタルの出版規模比較






紙の教科書とデジタル教科書を比べる際、その背景としてデジタル出版物の急速な伸びの動向を見てみましょう。(全国出版協会・出版科学研究所調査)

2020年度は、紙の出版物が前年度比マイナス1%に対して、電子出版物はプラス28%の伸びでした。今は会社ではデジタル資料で仕事をしている時代、大学生百人に「紙の新聞を読むか」と聞いたら「読んでいるのは五人」という報道もありました。

仕事や生活情報をデジタルで受け取る時代の中で子どもたちは生きています。こうした現状をふまえて考える必要があります。

公益財団法人教科書研究センターが42か国1地域を対象に「海外教科書制度調査研究報告書」を刊行しました。
教科書制度とデジタル教科書の世界の動向の報告です。これをみると、「デジタル教科書は世界のすう勢」だと分かります。
しかし、その前提として、教科書を誰が選ぶのか(選定)、教科書検定制度とカリキュラム(日本では学習指導要領)の在り方を見ると、日本が極めて特殊な教育環境だと改めて気がつきました。

デジタル化が進んでいるヨーロッパ諸国では、

①教科書は自由発行、採択は学校や教師がすう勢
②効果的なツールとしてデジタル教科書の使用が広がる 
これに対して日本では、
① 文科省の厳しい教科書検定、採択は教育委員会(教員が採択権から排除)
② そのもとでの小中学生に「一人一台」のタブレット貸与
自由と創造性が尊重される海外の動きの中で、管理と統制の日本の特殊な教育環境がよくわかりました。(世界の流れに逆行)

教育の基準とされるカリキュラムについては、

◇欧米諸国では、教員の裁量(専門性の尊重)が保障されています。
◇日本では、文科省の学習指導要領で教育内容・方法に厳しいしばりがあります。
「過度に競争的な日本の教育体制」(国連子どもの権利委員会の勧告)のままでは、デジタル教科書のもつ可能性や創造的な活用も阻害される懸念があります。
また、その効果的な活用が可能な少人数学級も立ち遅れています。学校現場からの子どもの実態と実践にもとづく発信、保護者・市民の運動で、デジタル時代の教育状況を変えていくチャンスだととらえたいと思います。
文科省は「各教科等の指導におけるICT 活用の基本的な考え方」の中で、「教材・教具や学習ツールの一つとしてICTを積極的に活用」と説明しています。
しかし、その前段には、「新学習指導要領に基づき、資質・能力の三つの柱をバランスよく育成するため」と活用範囲が狭められています。
デジタル教科書とタブレット活用については、その目的が何かが問われています。 冒頭、私の小学校時代の国語の思い出を書いたのは、「自分の頭で考えて判断できる人」を育てる教育の本質をこの問題を考える土台にしたいと考えたからです。
それは、日本国憲法の規定と重なります。
憲法26条「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。」
つまり、どの子も持っている発達可能性を伸ばすために、普遍的で共通の教育=普通教育を受ける権利を保障するということです。47教育基本法の「人格の完成をめざす教育」と合わせてこの問題を考える視点にしたいと思います。

ヨーロッパ諸国と日本を比べてみると

(ヨーロッパはほぼ同じ傾向)
◆次の3つの視点で比べてみると、
①教科書の基準・検定・認定・自由発行等、②教科書採択・選定、③デジタル教科書

英国(イングランド) 
【教科書】 教科書は自由発行で、民間会社によって発行されている。
【採択・選定】 授業を担当する教師が、校長や教科の責任者との相談の上で、どの教科書を使用するかを決定する
【デジタル教科書】 各教室に電子黒板が普及していることから電子黒板を使った授業が一般的。電子黒板に映せるようにデジタル版を用意しいている場合が多い。関連の練習問題や映像教材なども用意されている。

フィンランド
【教科書】 教科書を用いて授業を行うことが一般的であるが、使用義務はなくい。教科書同様、広く使用されている教材にワークブックがある。
【採択・選定】 採択に関わる制度も特に設けられていない。自治体、学校、教員単位のいずれかで選定されている。学校単位の選定が最も一般的。
【デジタル教科書】 教科書及びワークブックは、紙版とデジタル版双方で刊行されている。近年、教育におけるICT活用に積極的に取り組んでいる。一方で、デジタル教科書やデジタル教材に特化した政策は、特に取り組まれていない。

フランス
【教科書】 教科書の編集は公権力から独立した私的なものとしてとらえられている。検定制度はなく、出版社は自由に発行することができる。
【採択・選定】 学習指導要領に定める内容は教えなければならないが、教材の選択は教員の自由である。教科書は、学校ごとに選択される。
【デジタル教科書】 各人が自分のパソコンからインターネットにアクセスし、自分の仕事に必要な資料やリソースを使える環境であり、教職員間のやりとりもできる。こうしたデジタル環境の一環にデジタル教科書も位置付けられている。

日本
【教科書】 学校教育法に教科書の使用義務が定められている。教科書は、検定に合格することで教科書として認知される。
【採択・選定】 市町村立の小・中学校の教科書採択の権限は市町村の教育委員会にある。
【デジタル教科書】 2020年、小中学生に「一人1台」のタブレット端末が貸与された。

2023年の小学校の教科書検定時から本格的にデジタル教科書が登場する。

4.「令和の日本型教育」とデジタル教科書・タブレット

コロナ禍で、タブレット一人一台が前倒しで貸与されたので、学校現場では「タブレットをどう活用するか」が大きな課題になっています。タブレットはデジタル教科書を使う道具です。
昨年の6月に、「2024年度の小学校用教科書の改訂時期をデジタル教科書本格的に導入する最初の契機」とするように文科省の検討会議が一次報告を出しました。全国の教室でデジタル教科書をタブレットで使う授業が一斉に始まります。

導入に至る経過をみると、政府のねらいが見えてきます。
2020年3月、経団連が、「Society 5.0時代の人材育成に向けた義務教育の抜本的ICT化を求める緊急提言」を出しました。
財界が政府に求めたのは、
【必要とされる人材】 
定型業務の多くはAIやロボットで代替可能になるので、デジタル技術やデータを活用して課題を解決できる人材
【人材を育成するための学習】
プログラミング的思考の習得・教科教育の効率化・探究型学習の充実・個別最適化された学習の実現、最低限のITスキル、情報選択力

財界に「必要とされる人材」を育むための「望ましい手段」として授業の姿を示し、政府に実現を迫っています。
これを受けて、GIGAスクール構想は、経済産業省主導ですすめられてきました。

2020年5月には、民間のGIGA スクール構想推進委員会が設立され、行政の構想の支援活動をしています。会員の中心は、世界的な情報産業のGAFA M(ガーファム)です。グーグル、アマゾン、アップル、マイクロソフト等が名を連ねています。

文科省のホームページをみると、これらの情報産業の大企業が登場しています。ICT教育の活用事例集は、文科省から各企業のHPにリンクして、そこに授業の活用事例がたくさん出てきます。校内研修の講師用資料まで企業が提供しています。
この動きは、地教委段階でも具体化されています。Google for Education には各種認定制度があります。(「認定教育者レベル 1と2」レベル2に合格すると履歴書などでスキルをアピールできる)
昨年の夏季休業中に各校のICT担当者対象の研修(研修の最後に認定テスト)をGoogleの講師を招いて2日間、長時間の研修を実施した市教委もあります。

2021年3月、中央教育審議会は、これからの教育は、「新学習指導要領の着実な実施」と「ICTの活用」で、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を行うように答申しました。
次の資料は、「協働的な学び」(文科省HP)のポイントになる部分です。
「個別最適な学び」とは、教師が子どもの「特性・学習進度・学習到達度に応じて、異なる方法で学習を進め」、「異なる目標に向けて、学習を深め、広げる」ことです。
資料2





















「協働的な学び」とは、「異なる考え方が組み合わさり、よりよい学びを生み出す」と書かれています。
わたしが学んできた児童言語研究会で大切にしてきた国語の授業では、内言と外言の活動を高める活動が多様に展開されます。
文学作品や説明文の授業の中では、わかったことなどを行間に書き込む学習活動が土台です。それをもとにして自分で考えたことを発表して、話し合い活動で共に考え、協同の学習をすすめ、作品を分析・総合しながら読みを深めてきました。
個別学習と集団学習の二本立てで、一見すると同じような言葉も出てきます。
しかし、中教審答申の中には、すべての子どもを大切にする姿勢、学び合う楽しい学習の姿は見えてきません。それは、経団連が求める「人材育成」のために、各自が個人として「社会的変化を乗り越え」「社会の創り手」になることをねらいとしているからではないでしょうか。ICTを活用した先進例・例示として示されている授業の具体例をみていくと様々なことに気が付きます。

5.国語での(文科省HP)ICTを活用した授業例

文科省HPで紹介されているICTを活用した授業例では、
① 単元・題材の目標
②単元の流れ
③活用した機器・コンテンツ
④導入・展開・まとめの三段階のポイント
この四項目に分けて書かれています。
この中で④は、次の様になっています。

〇小学校3年 単元「三年とうげ」(物語文)(原文ママ)
〔導入〕
教科書を見ながら電子黒板の教師用デジタル教科書の朗読を聞き、その後、全員で教科書を音読する。
〔展開〕
4人グループで同時に書き込みが出来るよう、ひとつの電子模造紙を4分割して各グループに配布する。グループごとに、それぞれ電子模造紙に「三年とうげ」を読んだ感想を書き込む。
〔まとめ〕
タブレットPCを見ながら自分の書いた「三年とうげ」の感想を発表する。教員は児童が発表した感想を板書してまとめる。教員はタブレットPC(教員機)で児童の感想を見ながら、児童の発言に対して問いかけたり、確認したりして学習を深められるように支援する。

〇小学校5年 単元「短歌と俳句を味わおう」
〔導入〕
児童は俳句を読んで伝わってきたこと、作者が伝えたかったことを想像して(電子模造紙に)コメントを記入する。その際、「音」「季語」「切れ字」に注目する。コメントは随時更新されていくので、他者のコメントを読むことができ、人によって感じ方が違うことが分かる。その後で解説を読み、作者が伝えたかったこと、言葉の意味などを知る。
〔展開〕
自分のページを開き、自分のつくった俳句を書き込む。その上に白紙の付箋誌紙を貼り、他の人から見えないようにする。俳号(ペンネーム)で書くことで、個人への先入観をなくすことができる。
〔まとめ〕
電子模造紙上で友達が書いた俳句を読み、伝わってきたこと、作者が伝えたかったことを想像してコメントを記入する。複数のコメントが集まった時点で解説に貼った付箋紙を外し、作者が伝えたかったことと、読んだ人が感じたことの違いを楽しむ。
ICTを活用して、デジタル教科書の朗読を聞いたり、電子模造紙に感想やコメントを書き込んだりすることが、「子供一人一人の特性に応じ」た「個別最適な学び」とされています。
そして、「タブレットPCを見ながらの感想を発表」すること、友だちのコメントなどを読んで、「読んだ人が感じたことの違いを楽しむ」ことが、「協働的な学び」の例示です。

これらが「異なる考え方が組み合わさり、よりよい学びを生み出す」国語の授業として紹介されている内容です。

6.デジタル教科書導入の時代の国語

国語では、話し合いで読み深め、学び合う中で認識を発展させることが大切だと思います。
文科省例示の授業にないものは何か?問題点・課題を検討する際、「一読総合法読みの授業と理論」の中で三輪民子さんが紹介している1966年当時の次の一文が参考になると思います。
「一読総合法では、まず、ひとりひとりの全力発揮の自由読みが行われる。ひとそれぞれに頭の中に豊かな反応が生まれる。それをみんなの前で出し合い、ぶつけあい、補いあい、正しあい、読み方を学んでいくわけである。その機会が話し合いである。」

東京のある小学校の一年間の教科備品の総予算はわずか30万円でした。
一方、タブレットや校内Wi-Fi環境の整備等で2500万円以上の税金が投入されました。なんと学校の教科備品費の80年分以上にもなります。
全国の小中学校にこれだけの国費が投入されたのですから文科省の強力な「指導」が始まっています。
こうした状況ですからデジタル教科書・タブレットというツールに対応しなければ、自主的教育研究活動の成果は一気に日本の教育現場から押し流されてしまうと思います。
当面、紙の教科書とデジタル教科書の併存の時期がすぐ先にやってきます。

デジタル教科書はデジタル教材とセットで導入されます。わたしが一番危惧していることは、多忙な教育現場の実態では、教師の教材そのものの研究抜きに、デジタル教科書とデジタル教材だけで教育が完結し、教育の自主性・自由・創造性が失われていくことです。

それを、東京教研での中学校社会科のS先生の「地理・アメリカ合衆国の農業」レポートを読んで実感しました。レポートでは、
①教科書では、アメリカの農業の特徴は、「広大な土地を利用して、大型機械を使い、高い生産性をあげています」と書かれている。
②今のQRコードつきの紙の教科書でも、そこをクリックすると動画で『わかる』ようになっている。
① しかし、実際には1000エーカー以上の大規模農家数は、アメリカ全体の8%である。
④そこでアメリカ農業をささえてきた農家の実態や様々な課題の資料を提示し、生徒の討論を通して深く学習した。
➄デジタル教科書と「便利な」デジタル教材がセットで登場すると、教師の教材研究が無くても「そこそこの」授業はできてしまう。

しかし、本当の学習・深い学びには、教師の自主的教材研究が不可欠。画一的・国家統制の授業にならないように教材研究がますます大切になります。

自主的研究活動の中で評価されてきた価値ある教材(まずは文学作品・説明文)と授業記録をもとに、新たなツールを活用した授業方法の創造が求められていると思います。
そのためには、ベテランと日常的にタブレットを活用している若い方との協同が不可欠だと思います。(学習指導要領から出発するのではなく子どもの実態に即して)。
ICTの活用にあたっては、文科省の手引きにある10項目の「学習場面」(注)に対応して、どの場面で使ったらいいか、使わない方がいいかも検討してはどうでしょうか。
(注)
【一斉学習】①教材の提示 ②思考を深める学習 
【個別学習】③個に応じた学習 ④調査活動 ➄表現・制作 ⑥家庭学習
【協同学習】⑦発表や話し合い ⑧協働での意見整理
      ⑨協働制作 ⑩学校の壁を越えた学習
ICTの活用は、新たな教育機器として、国語では本文への様々な書き込み機能の活用など工夫が行われています。
話し合い活動の中では、
・電子黒板(プロジェクター)で本文の立ち止まり箇所を拡大して、全員での話し合いに生かす。
・デジタル教科書の全文掲示機能を併用して,子どもの意見等が教科書のどの文に着目したのか確認する 等

わたしは、タブレット活用について、実践・疑問などを率直に交流する教育研究会(Zoom併用)にも数多く参加してきました。
その中で、「学校公開ではタブレットを使った授業を組み入れるように」「(人事考課の)管理職による授業観察ではタブレットをつかうこと」、「校内研究や市の教育研究会での研究授業ではタブレットをつかうこと」などの「タブレットありき」の事態も報告されています。 だからこそ、デジタル教科書・タブレットの活用で可能性を広げる新たな学習方法の研究は、自主的な教材研究と一体ですすめる機会を多く持つことが特に大切だと思います。

おわりに 学び合いたい書籍のご案内

(1)理科の授業についての特集号

●月刊「理科教室」2022年7月号

特集「ICTを自然科学教育に生かすとは」7本の論文があります。
・ICTをツールとして使う
・ICT時代の新しい授業づくりの運動を
・堪能でない教師のICT活用~ロイロノートを使って
・GOGA端末を使ってもっと「便利」に、「対話」を促す「深い学び」を
・ICTを授業に活かす センサーとデータロガーを使う理科実験
・表計算ソフトによるシュミレーションを取り入れた授業
・GPSアプリを用いた地球の大きさの測定実習 この7本の記事から学べることは、今まで積み上げてきた自主的な教育研究活動の成果を土台に、授業の中でICTをどう生かすかという視点で具体的な取り組みだということです。

(2)滝川洋二さんの「ICT時代の新しい授業づくりの運動を」

滝川さんの現状のとらえ方の次の記述に共感します。
(人一台端末で利用が進んでいる中で)
一方で先生は、世界で最も厳しい多忙が続き、しかたなく手っ取り早い教材ですまさざるを得ない状況です。その中で心配されるのが、今までの様々な教育研究の成果が、ネット上で見ることが出来ない、あっても見つかりにくく、現場の先生から存在さえも見えない、科教協運動そのものも受け継がれにくい状況いなっていることです。こういう時期に、適切に対応できなければ科教協の財産も運動も、次世代に受け継がれない可能性があります。そこで、ICTをどう使うか、IUTの時代にどんな動きが必要かを考えます。
これは、理科教育だけでなくどの教科の教育研究団体にも言えることではないでしょうか。

そして滝川さんは、今までの授業研究の財産を4つの視点でまとめています。
視点①教材整理の原則-系統性と順次制
視点②授業の記録をとる運動の呼びかけ
視点③サークルをつくろう
視点④子どもの認識を変える実験開発
さらに、
◆教科書にあるからではなく、何を教えるか」の研究
◆ICT時代の新しい授業研究づくりの運動
(若手とベテランの協力)
などを提案されています。是非ご一読を。

(3)「GIGAスクール構想」光と影、教育の展望

(大阪教育文化センター編)

GIGAスクール構想について、詳しく分析しています。
1章 危険なデジタル庁創設と一体の「GIGAスクール構想」
2章 経団連「教育提言」の危険なねらいと本質
3章 教育のICT化と教育効果(新自由主義と一体では、教育効果はない)
4章 「『令和の日本型学校教育』(中教審答申)の構築の問題点と活用点

本質的な批判検討の上にたって、4章では中教審答申の矛盾をついて、答申文の活用も含めて、教育を守る取り組みについて詳述しています。
活用できる中教審答申文
「ICTをこれまでの実践と最適に組み合わせて有効に活用する、という姿勢で臨むべき」
「空間や時間を共有することで得られるものが失われる危険もあるため、その活用方法については、教師と児童生徒との具体的関係の中でしっかりと見極めることが大切」
・・・その他(本文をご覧ください)

そして、5章と6章で、国連子どもの権利委員会の指針を生かしてこれからの取り組みについて書かれています。

(4)五感を使って学び合う教育を大切に

「青少年のための科学の祭典 30周年を振り返って」と題して、全国大会実行委員長の片江安巳年先生が、JSFTODAYでこう書かれています。
(一部抜粋)
・・・現代では、情報はスマートフォンやパソコンなどを通じて直ちに得られ、また遠く離れた人との情報の遣り取りも容易になりました。驚異の自然現象や未知の理論を瞬時に調べられる時代に生きる今の子供たちには、道具を使って遊ぶ機会も減り、自然や生き物に直に接する機会もほとんど失われています。バーチャル・リアリティー的映像を用いる遊びの中では、観察眼や試行錯誤による科学的検証などは育ちません。自然科学への興味関心は、試行錯誤の過程で必然的に要求される科学的検証の体験や、自然や生き物に接する中で五感を使って体験する中から生まれるものです。・・・

わたしは、LINE公式アカウントを使って、「しぜんと科学のおたより」を毎週170家庭(幼児~中学年)に毎週配信しています。
毎回テーマを決めて写真や自作のショート動画を交えて送信しています。
先日は、小学生が3人グループでレゴでロボットをつくりプログラミングで動かす「宇宙エレベーター」講座を取材しました。
その時、若い講師の先生に「子どもたちが、こんなに宇宙エレベーターに夢中になるのはなぜですか?」と、お聞きしたら、
「ロボットをつくっても、思った通り動かない。そこで試行錯誤して、自分たちで考えて、あきらめず、ロボットと向き合ったりプログラムと向き合ったりして、がんばってやるところが面白いのかなと思います。」
と、話してくださいました。
ICT時代、デジタル教科書の時代の教育は、五感をフルに動かす教育の大切さを見失わないですすめていくことが大切だと思います。

「コマコマアニメソフト」でのアニメ制作 小学校高学年図工


小学校 図工 高学年 
「コマコマアニメソフト」を使ってアニメーション制作

配布されたタブレットに入っている「コマコマアニメソフト」を使って実践された先生にお聞きしました。

〇発想力・構想力(アイデア)を育てるねらいをもって、動きのなめらかなコマ送りになるようなアニメ制作にとりくまれました。

指導の順序は、
① テーマ「〇(マル)から始まり、〇(マル)で終わるアニメーション」をつくろうと呼びかける。

② アニメーション作りの説明をする(ソフトと例示した紙に書いたものを使って)資料A


・〇(マル)から始まり、〇(マル)で終わるアニメとは何か、魚の絵コンテの例示を示して説明する。
・絵コンテは、10枚ぐらいで2分~3分になる(スピードは調整できる)
・出来たら、班でつなげて、4つのお話で1本のアニメにする

③ アニメのシナリオ(絵コンテ)を各自で書く・・・資料B


④ 1コマずつの絵を、A4判半分サイズの紙に鉛筆で下書きして、先生にOKもらったら、ネームペンでなぞっていく。色は色鉛筆で薄く塗ってもよい。
(コツ)なだらかなアニメーションにするには、コマの枚数を多くして少しずつ画が動いていくようにするとよい。

➄1枚ずつ「コマコマアプリ」を使って、タブレットで撮影していく。
(コツ)紙を置く位置をきっちり固定する。撮影のたびに紙の位置がずれると画面がブルブルになる。

⑥ 班員全員分を立て続けに撮影し、つなげて1本のアニメの作品とする。学級での上映会の時は「アニメ会社名・アニメーター紹介」をして鑑賞会とする。

⑦すべての班のアニメデータを教員タブレットに集めて、クラス全員分の短編アニメとする。これを保護会で紹介する。

子どもの作品例

◆〇 ⇒ 野球のボールの〇 ⇒ ボールが回転 ⇒ 野球ボールの網目が入る ⇒ 試合でストライクゾーンに入る⇒ そのボールをアップして〇に戻る

◆〇 ⇒ サッカーボール ⇒ シュートしてゴールへ ⇒ キーパーが横っ飛びしてキャッチする ⇒ キーパーの顔がアップしてその汗が小さな〇 ⇒ キーパーの流した汗がアップされ ⇒ 〇に戻る

◆〇 ⇒ お月見だんごお月様のウサギの話   

◆〇 ⇒ ダンゴムシの旅のお話


教科指導でのタブレット活用 小学1年・2年

教科指導にタブレット活用を取り入れた実践

配布されたタブレットは、子どもたちが毎日家庭から充電して持参しくくる自治体の2年生の担任の先生にお聞きしました。
この学校では、管理職からタブレットの使用について特に指示はなく、学年の先生方で相談しながら、教科指導の中で効果的に取り入れられるところを考えて実践されているということです。 
校内研究での研究授業でタブレットを活用した授業を見た後は、それをヒントに自分たちに学年でどう取り入れられるかも話しているということです。

国語と生活科の合科的指導の中で 

校庭で育てている野菜の観察をします。どんなところを見るか(=観察の観点)を勉強します。
進め方
1.国語の事前の授業の中で、色・形・大きさ・場所による違いなど観察の視点を学習した後に、先生が、「今日は植木鉢の野菜」と言うように、校庭で見てくるものをクラスルームの写真で提示します。

2.子どもたちは、校庭に出て、それを観察して、絵を描く代わりに、タブレットを使って写真を撮ってきます。一人5枚ぐらいなどと枚数を大まかに決めておきます。

3.教室に戻ってきて、写真をみながら、自分で観察してきたことを思い出しながら、観察カードに絵を描きます。その際、タブレットで自分が撮った写真を拡大してみることも出来るので便利だということです。また、上の方はトマトの実が緑色だけど、下の方がうすいオレンジ色のように赤くなっていることが確かめられます。
暑い今の時期は、大勢で校庭での観察しながら観察カードを描くことは集中できないが、涼しい教室でタブレットの写真を見ながら、思い出して書く方が集中できるということです。友だちの写真も共有できるので、写真を引き伸ばしてみて気が付くことがあるということです。

4.育てている3種類の野菜の育ち方を生活科の時間にまとめます。

〇担任は、「観察するっていることのやり方が変わってきた」と感じていると言います。
自分の目で実際に観察することを写真に変えるということではなく、実際の観察とその後の確かめをタブレット活用で出来る良さがあったと話されました。

(1年の学年末の取り組みを振り返って)

プログラミングの導入の実践

教科書にあるQRコードからプログラミング導入のゲーム的な教材に行きつきます。
スタート地点からゴール地点まで、家事を避けながら人形を動していく教材です。
「右に3つ進む」「〇こ分進む」などとプログラミングして、絵地図にある火事を避けながらゴールに向かう道を打ち込みます。その後、実際に人形を動かしてみます。子どもたちは、ゲーマなどで慣れているので、 こうした取り組みはスムースにどんどん進めます。

1年生の図工 『すきまちゃんの すきな すきま』

教科書 日本文教出版発行の「令和2年度版 ずがこうさく1・2上」
小さな「すきまちゃん」 を作って、それを学校内の隙間に隠して見つけるというものです。小さな人形を作ることを楽しみ、校内に「すきまちゃん」を通してさまざまな隙間の形があることに気付くというのがポイントだそうです。進め方は、
① 小さな「すきまちゃん人形」をつくる。
② 材料は、ダンボールと隙間テープとモールなどです。
③ 自分の作った人形を校内で、隙間を見つけてそこに置いて、タブレットで写真をとっ
てくる。5か所撮ってくる。
④ 友だちの人形と写真を共有して見せあう
すきまちゃん
















国語 音読教材

単元のはじめに、自分で教材を音読して、友だちに録音してもらう。自分の声を聴く機会
はないので、この自分の声を聞いて、どこでつまずいているのか等気づかせる。

学校全体の読書指導

学校内の先生方がすすめる本のリストをつくり、「卒業までに〇〇冊読もう」という取り組みを全校で進めています。印刷したブックリストから、タブレットにリストを入れるやり方にしました。
リストの中で自分が読んだ本に印をつけます。リストは低学年・中学年・高学年の順になっています。学年が上がっても自分のリストを取りだして6年間仕えるようにしました。紙のリストだと長期間使うとボロボロになって劣化してしまいますが、それと比べてこのやり方の方がよかったと言われました。

体育の記録(スポーツテスト)

スポーツテストの記録はあゆみのファイルにいれてあるので、体力調査の前に写真を撮って、学校で見られるようにすると、去年と比べて「自分の記録がこれだけ伸びた」など、成長の記録が確かめられると話されました。

テキストマイニングで「ふわふわことば」「学級目標づくり」

(テキストマイニングとは、テキストデータから必要な情報を抽出することの総称です)
〇「ふわふわことば」
(ふわふわ言葉とは「ありがとう。」「すごいね!」など、言われたら嬉しくなる言葉のこと)
「ふわふわことば」を考えよう・使って見よう⇒多かったことばは「いっしょにあそぼう」でした。
〇学級目標づくりに活用⇒各自が書き込み、それを学級で確かめると多くの友だちの意見が大きな文字でうかびあがってきます。

さいごに
最後に担任からの一言・・・・・
●「eライブラリという学習アプリが入っていてお金も払っているので、授業中でも宿題でも使っています。私は宿題によく使いますが期限を設定すると宿題をしていない子に対しての対応が出来なくなるので難しいです。授業中は自習の時間や最後の10分位にしている先生もいます。

算数のツールで時計があります。模型の時計はすぐに短針と長針がずれますが、タブレットの物はとても使いやすいです。算数ブロックなども使いやすいそうです。(私はブロックは実際の物を使いますが)」

デジタル教科書の効果と弊害の検証

デジタル教科書の効果と弊害の検証

1.デジタル教科書への懸念の広がり、効果と弊害の検証を深める必要性

2022年4月24日の読売新聞の社説、2022年5月29日の朝日新聞の社説余滴が相次いで、文科省が2024年から本格導入をめざすデジタル教科書について懸念を表明しました。

読売新聞は810万部、朝日新聞は558万部、日本の新聞の1位2位が社説で主張している内容は学校の実体と声を反映し、学習効果への懸念と、効果と弊害の検証を深めることを求めています。社説のそのポイントをみてみましょう。

2.読売と朝日の社説が指摘している懸念

読売新聞の社説では、

◆デジタル教科書について、読売新聞が公立小中学校500校を対象にアンケートを実施したところ、全面移行に懸念を抱く学校が全体の9割近く。「紙の教科書をメイン、デジタルを補助的にすべきだ」という回答が52%に上り、その逆は14%にとどまった。

◆国が子どもたちに端末を配ったのは、消費増税後の経済対策の側面もあった。使い方は本来、教育にどの程度有効なのかという観点で論じられるべきだが、その検証が不十分なままデジタル教科書への移行を進めるのは問題だ。

◆デジタルは紙に比べて記憶に定着しにくいという研究結果が脳科学者から相次ぎ発表されている。経済協力開発機構(OECD)の分析でも、コンピューターの使用頻度が高い学校ほど読解力の成績が低いという結果が出ている。

この1か月後の朝日新聞の社説余滴では、

◆経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査では、デジタルより紙に親しむ生徒の方が読解力が高かった。紙の方が、記憶や読解の効果が高いとする研究も複数ある。

◆本格導入を求めた有識者会議の中間提言に対するパブリックコメント(意見募集)には310件の意見があったが、(意見全部を入手した結果)賛否問わず熱心な注文や指摘が書き込まれていた。学習効果に否定的な研究を示した意見、公表資料にはない「メリットばかりが強調」「課題の検証を後回し」との表現も目に付いた。子どもに影響が大きい政策。効果と弊害の検証を深めてからでは遅いのか。(読売新聞は)意見を異にすることが多い新聞だが、本件については、同感してしまう。

3.効果と弊害の検証 文科省内の資料

両紙の社説でデジタル教科書の学習効果への懸念の研究結果がいくつも出ていると書かれています。

今年の文科省内の会議で配布された資料にもそれが反映されています。資料をご覧ください。
文部科学省 「教科書・教材・ソフトウェアの在り方ワーキンググループ(第2回)」令和4年4月25日 
「デジタル時代の読解」4.25.2022 @文部科学省 2022
 ペンシルバニア大学 バトラー後藤裕子 資料A

この研究者の資料では、デジタル世代(2000年以降に生まれた子どもたち、若者のデジタル使用の実態を示したうえで、子どもの読解力の変化を指摘しています。

伝統的な読解

• 文字情報を解読し、単語を認知する(decoding)
• 文字情報から意味を構築する

デジタル時代の読解

• 伝統的な読解に加え、動画などマルチモダル(聴覚・視覚情報)の情報を総合した多様な形式の情報を、文字情報と組み合わせながら処理する

21世紀求められる読解力とは何かを論じています。その上で、紙媒体デジタル教材の効果について実証的な研究結果を紹介しています。
ここに注目してみると、次にように書かれています。

資料Aの①










































ああ






2023-01-24

今に生きる「『デジタル教科書』推進に際してのチェックリスト」

今に生きる「『デジタル教科書』推進に際してのチェックリスト」

8つの学会が懸念していること、教育の本質から大切なこと

北多摩東教育センター運営委員 中山和人

昨年度、「タブレット1人1台」が導入された中で、各地での先生方との学習会を重ねてきました。共通して学校現場から出された意見は、ツールとしてのよさと同時に、今まで大切にしてきた教育活動のよさが薄められるのではないかという懸念でした。
今から10年以上前に出されたこの「提案と要望」は、こうした学校現場からの懸念をまとめ、それに対置して大切にしたい本質的な教育活動とは何かを示す大切な提言だと思います。
この「提案と要望」のポイントを、「◆懸念・配慮すべき事項」と「◇大切な教育活動」の2つの視点で見てみましょう。

事項1
◆懸念・配慮すべき事項:理科では、教材を視聴・操作することで実験を代替し、実験の時間を「節約」しないこと。
◇大切な教育活動:理科では、実際に実験などを行い、自然現象を観察することが、本質的に重要。

事項2
◆懸念・配慮すべき事項:虚構の映像を視聴させることのみで、科学的事項の学習とすることが無いこと。どんな現象でも自由にしかも直接に観測や実験可能だという誤った直観を醸成する危険性
◇大切な教育活動:自然の解明は、観測・計測困難なものを観測・計測できるようにするための技術や、観測・計測できたごく限られたデータを元に、モデルを構築して理解する活動によって支えられている。そのような困難や達成感を生徒が身を持って体験する活動。

事項3
◆懸念・配慮すべき事項:紙と筆記用具を使って考えながら作図や計算を進める活動の縮減がないように。
◇大切な教育活動:初等中等教育段階では、紙と筆記用具のような柔軟性や操作性に優るものはない。①ノートの取り方、直接動かすことができる教具や図を用いて考える方法、②観察や実験の結果を写真ではなく図や言葉で記録する方法、③・表やグラフにまとめる方法、筆算等の計算の書き方、証明の書き方

事項4
◆懸念・配慮すべき事項:学習の「効率化」が、生徒が手と頭を働かせて学習内容の記録・整理をおこなう時間の縮減がないように。
◇大切な教育活動:学習した内容を自分のものとして定着させるための、自らの手と頭を働かせて授業内容を記録し整理する活動

事項5
◆懸念・配慮すべき事項:穴埋め形式や選択肢形式の問題による演習の比率増大につながらないように。
◇大切な教育活動:問題に関わる概念を十分に定着させるためには、問題全体を書き写すなど、作業に一定の手間と時間を掛けることが重要。

事項6
◆懸念・配慮すべき事項:児童・生徒どうしが直接的に考えや意見を交換しながら進める学習活動の縮減がないように。
◇大切な教育活動:科学的な考え方を身につけさせる上で、対象とする事項について話し合う学習活動は、対面での直接的な意見交換のほうが優っているのが現状(やりとりされる情報の密度や即時性の点で)。

事項7
◆懸念・配慮すべき事項:プレゼンテーション偏重・文章力軽視意識の植え付けが起きないこと。
◇大切な教育活動:「本当に理解する」ために、「自分の考えを筋道立てた文章により説明する」能力を養うこと。

事項8
◆懸念・配慮すべき事項:教員の教科指導能力が軽視されること
◇大切な教育活動:教員が新たな教材や教育内容の変化に対応できるだけの教材研究の時間を継続的に確保すること。

事項9
◆懸念・配慮すべき事項:教科書採択では、デジタル教科書のみを対象とすることは、記述内容の適切さ、学習の進めやすさの評価がおろそかになる危険が大きい。
◇大切な教育活動:検定教科書は、見極めが済むまでは、紙媒体の使用を継続(ないし併用) すべきと考える。

「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望

情報処理学会ホームページ 最終更新日:2010年12月7日より

「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望

会長 白鳥則郎

このたび本会は,「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望(以下)を12月7日に文部科学省生涯学習政策局に提出いたしました.

一般社団法人 情報処理学会
社団法人日本化学会
日本化学会化学教育協議会
社団法人日本数学会
一般社団法人 日本地球惑星科学連合
日本統計学会
社団法人日本動物学会
日本物理教育学会
(五十音順)

理数系学会教育問題連絡会に加盟する上記諸学会は、「デジタル教科書」「デジタル教材」推進に際して、世界的に見て低くない我が国の教育水 準を維持し、さらに向上させるために、必要と思われる事項のチェックリストを作成致しました。

現在、関係各位において「デジタル教科書」「デジタル教材」(以下、単に「デジタル教科書」と記します)推進に向けての議論が進められていることと理解しております。理数系諸学会においても、今日の情報・通信 技術により実現可能となった「デジタル教科書」の活用は、教育における重要な課題でありかつ、将来にわたってわが国の教育を高めていく上で必須のものであると理解しており、それぞれ、その教育における活用 に取り組んで行きたいと考えています。

しかしながら、「デジタル教科書」は、あくまでも教育の手段であり、目的とするのは教育を高めていくことであるのを忘れてはなりません。特に初等中等教育における「デジタル教科書」の活用に関しては、生徒・児童の発達過程およびその教育内容との関連についてこれまでに行われてきた検討・試行・研究を、技術の進化を踏まえて、さらに深めていく必要があります。

このような考えから私たちは、「デジタル教科書」活用に向けての具対策が、教育そのものを高めていくという目的に適ったものになっていることを確認するため、下に示すとおりの9項目のチェックリストを作成致しました。このチェックリストは、理数系諸学会が「デジタル教科書」の活用に向けて活動する際に配慮すべき事項をまとめるという趣旨で作成したものですが、関係各位におかれましても、「デジタル教科書」の推進にあたっては、常にその施策が、本チェックリストの全項目を満たしていることを確認されますように、強く要望いたします。

事項1: 「デジタル教科書」の導入が、手を動かして実験や観察を行う時間の縮減につながらないこと。

事項2: 「デジタル教科書」において、虚構の映像を視聴させることのみで科学的事項の学習とすることが無いこと。

事項3: 「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒が紙と筆記用具を使って考えながら作図や計算を進める活動の縮減につながらないこと。

事項4: 「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒が自らの手と頭を働かせて授業内容を記録し整理する活動の縮減につながらないこと。

事項5: 「デジタル教科書」の使用が、穴埋め形式や選択肢形式の問題による演習の比率増大につながらないこと。

事項6: 「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒どうしが直接的に考えや意見を交換しながら進める学習活動の縮減につながらないこと。

事項7: 「デジタル教科書」の使用により、授業の「プレゼンテーション化」や、児童・生徒に対するプレゼンテーション偏重・文章力軽視意識の植え付けが起きないようにすること。

事項8: 「デジタル教科書」の導入に際して、教員の教科指導能力が軽視されることがないように、また教員の教材研究がより充実するように配 慮すること。

事項9: 「デジタル教科書」の導入に際しては、少なくとも当面の間は、現行の紙の教科書を併用し、評価や採択においては紙の教科書を基準とすること。

付記1 健康上の問題点に関する検討

上に記した以外の点として、情報機器の長時間にわたる使用が、児童生徒の視力をはじめとする身体能力やその発達に悪影響を与える可能性についての懸念について指摘しておきます。私供はこの分野の専門家ではないため、この件については事項として挙げませんでしたが、研究開発校など限定的な範囲において、十分に時間をかけた調査を実施することにより、デジタル教科書が子供たちの健康に悪影響をもたらさないかどうかについて、まずは検証することが、デジタル教科書導入の教育効果について考える前段階として必要だと考えます。

付記2 児童・生徒のプライバシーに関する検討

「デジタル教科書」に関連して、すべての児童・生徒の学習行動を電子的に記録・集約・保管して学習指導に役立てるという考えがあります。これが教育上有益であり得ることには異論ありませんが、当然ながらこのようなデータは高度なプライバシー情報です。児童・生徒ならびに保護者が認める者だけがこれらのデータにアクセスでき、また児童・生徒ならびに保護者がデータに対する制御を持つこと(必要な時に自分のデータを利用できるようにすること、またその意思に基づいてデータが確実に破棄可能なこと)を確実に保証すべきであり、その保証が行えるまでは記録・集約・保管を見合わせるべきだと考えます。

付記3 チェックリスト各事項の解説

事項1: 「デジタル教科書」の導入が、手を動かして実験や観察を行う時間の縮減につながらないこと。

解説: 理科においては、実際に実験などを行い、自然現象を観察することが、本質的に重要です。実験なしで教材のみで学習を済ませた場合、試験の点数は取れても、現実に理科的思考が必要な場面で対応できないおそれが大きいと考えます。したがって、デジタル教科書の教材を視聴・操作することで実験を代替し、実験の時間を「節約」するようなことが 起きないような配慮が必要です。なお、現状で既に、理科を十分学習せず、理科の実験が行えない教員の増加が問題になっていることから、そのような現状を改善し、理科の実験実施への敷居を低くするようなデジタル教材の導入は、大いに望まれることを付記します。

事項2: 「デジタル教科書」において、虚構の映像を視聴させることのみで、科学的事項の学習とすることが無いこと

解説: 今日のデジタル映像技術の進歩はめざましく、「わかりやすい」映像を生成することが容易におこなえます。従来の授業形態では難しかった自然の記録映像等の視聴を行えるようにしたり、見ることができない空間や電磁場などの概念を視覚化することで把握を助ける、という形でのデジタル教材の導入は、大いに望まれることです。一方で、どんな現象でも自由にしかも直接に観測や実験可能だという誤った直観を醸成する危険性もあります。科学による自然の解明は、観測・計測困難なものを観測・計測できるようにするための技術や、観測・計測できたごく限られたデータを元に、モデルを構築して理解する活動によって支えられています。そのような困難や達成感を生徒が身を持って体験できるよう、デジタル映像の視聴は、教育上必要な範囲に留めるべきだと考え す。

事項3: 「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒が紙と筆記用具を使って考えながら作図や計算を進める活動の縮減につながらないこと。

解説:紙と筆記用具を用いて事項を整理したり、計算や証明の過程を適切に配置する訓練を積むことは、理数系の各科目において非常に重要な位置づけを占めます。これらのことがらをソフトウェア上で行うことも不可能ではありませんが、初等中等教育段階では、紙と筆記用具のような柔軟性や操作性に優るものはないと考えます。特に、学びの基本的な技法である、ノートの取り方、直接動かすことができる教具や図を用いて考える方法、観察や実験の結果を写真ではなく図や言葉で記録する方法、 表やグラフにまとめる方法、筆算等の計算の書き方、証明の書き方等が十分に身についていない学齢において、紙と筆記用具をソフトウェアで代替することは適切でないと考えます。

事項4: 「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒が自らの手と頭を働かせて授業内容を記録し整理する活動の縮減につながらないこと。

解説: 生徒が学習した内容を自分のものとして定着させるためには、自発的に学習内容を記録・整理する時間を十分取ることが不可欠です。デ ジタル教科書の使用によって、学習内容が短時間に効果的に提示され、教師の提示内容と同じものが即時的に手元に残せたとしても、それだけでは学習したことにならないのは当然です。デジタル教科書による学習の「効率化」が、生徒が手と頭を働かせて学習内容の記録・整理をおこなう時間の縮減につながらないように、十分な配慮が必要です。なお、「効率化」によって生み出される時間の余裕を、生徒による自発的な記録・整理のための時間増に充てられるなら、それは大変望ましいことだと考えます。

事項5: 「デジタル教科書」の使用が、穴埋め形式や選択肢形式の問題による演習の比率増大につながらないこと。

解説: 穴埋め形式や選択肢形式の問題は、生徒が問題全体を書き写すことなく、解答欄だけに記入すれば済むことから、一見効率が良いように 思えます。しかし、児童・生徒が問題に関わる概念を十分に定着させるためには、問題全体を書き写すなど、作業に一定の手間と時間を掛けることが重要です。したがって、デジタル教科書により、この時間を縮減するような穴埋め形式や選択肢形式の問題の比率増大が起きないための配慮が必要です。

事項6: 「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒どうしが直接的に考えや意見を交換しながら進める学習活動の縮減につながらないこと。

解説: 児童・生徒に科学的な考え方を身につけさせる上で、対象とする事項について話し合う学習活動は、さまざまな捉え方があることを身近に実感させ、それらを統合して真実を探究していく体験を持たせられるため、非常に重要です。デジタル機器を通した意見交換も可能ではありますが、やりとりされる情報の密度や即時性の点では、対面での直接的な意見交換のほうが優っているのが現状です。したがって、デジタル教科書の使用により、児童・生徒どうしの直接的な意見交換を行う学習活動が削減されることが無いような配慮が必要です。

事項7: 「デジタル教科書」の使用により、授業の「プレゼンテーション化」や、児童・生徒に対するプレゼンテーション偏重・文章力軽視意識の植え付けが起きないようにすること。

解説: プレゼンテーションソフトウェアは今日、世の中で広く使用されていますが、その使い方の多くはカラフルな図や写真などで目を引き、 聞き手に「わかった気にさせ」「話者の主張を売り込む」ことを目的としたものです。しかし、スライドは筋道立てた文章を盛り込むものでは ないので、後からスライドを見ても正確な理由づけや論拠を読み取ることはできず、正確な情報伝達の文書として機能させることは難しいのが実情です。このようなプレゼンテーションソフトウェアに対する批判や警告、使用とりやめの提案は、情報技術の分野では1990年代から存在しています。学校教育の目的は児童・生徒に「わかった気にさせる」ことではなく「本当に理解させる」ことであり、また「自分の考えを筋道立てた文章により説明する」能力を養うことでもあります。デジタル教科 書の使用によって、教員が「プレゼンテーションによって理解させた気に」なったり、児童・生徒に「魅力的なスライドを作ることが大切」だと誤解させるような事態が発生しないための配慮が必要です。

事項8: 「デジタル教科書」の導入に際して、教員の教科指導能力が軽視されることがないように、また教員の教材研究がより充実するように配慮すること。

解説: 動画をはじめとする一部のデジタル教材は、それを生徒に使用させておくだけで一定の時間が消費されるという特性を持ちます。このことは、当該教科に対する十分な指導能力を持たない教員でも、形の上で は授業をこなせているように見せかけられることにつながります。しかし、生徒の本質的な学習や理解のためには、教員の指導能力が本質的に必要であり、なおかつ最重要の要因であることは言うまでもありません。 そして、新しい教材を導入するということは、その教室での使用に先だって、十分な教材研究が必要となることも明らかです。従って、デジタル 教科書の導入に当たっては、教員の教育能力を重視するという姿勢を明確に打ち出すとともに、各教員が新たな教材や教育内容の変化に対応できるだけの教材研究の時間を継続的に確保できるような配慮を強く求め ます。

事項9: 「デジタル教科書」の導入に際しては、少なくとも当面の間は、現行の紙の教科書を併用し、評価や採択においては紙の教科書を基準とすること。

解説: 「デジタル教科書」の導入に際して、紙媒体の検定教科書を全面的に廃止して電子機器に移行するという考えがありますが、これは極めて大きな変化であり、十分な時間を掛けて得失を見極める必要があります。たとえば、これまでのe-learningなどにおける知見として、児童・生徒の中には一定時間(たとえば30分)以上、コンピュータ画面を見つづ けることが困難な者が含まれるとの報告がありますが、紙媒体の廃止はそのような者にとっては「教科書で学習できなくなる」という重大な問題を招くことにつながります。このことを踏まえ、検定教科書については、少なくとも見極めが済むまでは、紙媒体の使用を継続(ないし併用) すべきと考えます。また、教科書採択において、デジタル教科書のみを対象とすることは、視覚効果や高価なアニメーションキャラクタの使用などが結果的に大きく影響してしまい、肝心な記述内容の適切さ、学習の進めやすさの評価がおろそかになる危険が大きいと考えます。このため、少なくとも紙媒体が併用される当面の期間においては、あくまでも紙の教科書を基準とし、そのデジタル版が併用される、という形を取ることを要望します。

付記4 参考資料

本文の検討に当たっては、さまざまな資料に基づく検討を行いました。 そのなかで本文の各事項に関係が深いと思われるものを、以下に挙げて おきます。

[1] 大学生にパソコン禁止令(Newsweekの記事の紹介)

http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2010/07/post-1436.php 

米国の複数の大学において、学習に対する負の影響が明らかであるという理由で、授業時のノートPC使用を禁止したという報告。

 [2] The Blackboard Versus the Keyboard --- Why more colleges are banning laptops in the classroom.

http://www.thebigmoney.com/articles/diploma-mill/2010/04/20/blackboard-versus-keyboard 

なぜ大学では教室におけるノートPC使用を禁止しようとしているのかについての論説。ノートPCは学習に対して強い負の効果をもたらしているという研究が紹介されている。

 [3] Scaling the digital divide: home computer technology and student achievement (米国の研究者による論文)

http://www.hks.harvard.edu/pepg/PDF/events/colloquia/Vigdor_ScalingtheDigitalDivide.pdf 

インターネットやコンピュータの導入は生徒の数学や読解の点数に負の統計的有意な影響をもたらしていることが分かったという報告。

 [4] Computers at Home: Educational Hope vs. Teenage Reality (NY Timesのサイト)

http://www.nytimes.com/2010/07/11/business/11digi.html 

低所得層の学童において、家庭にコンピュータが入ることの教育上の利得はほとんど無く、逆にコンピュータが入るとテストの成績が低下し、上位層とのギャップが広がるという報告。

 [5] パワーポイント絶対主義(New Yorkerの記事の翻訳)

http://www.blog.net/powerpt-j.htm 

パワーポイントによるプレゼンテーションの増加が、人々の議論する習慣やきちんと書ききちんと考えるという姿勢を奪い、思考力の減衰につながってるという論説。

 [6] 新・VDT作業ガイドラインのポイント(厚生労働省によるまとめ)

http://www.roudoukyoku.go.jp/roudou/eisei/anzen-vdt.htm 

VDTを用いる作業において、一定時間以上の連続作業を避け、休止時間を設けることの指針。ただし成人対象。

 [7] 教育情報化推進協議会, 鈴木寛文部科学副大臣記者会見録(抜粋)

http://www.eeaj.jp/public/doc/main_02_budget_ict_ishin.html 

鈴木副大臣の会見記録中で、学習履歴や学んだことの内容をシェアすることの利点について言及している。

 [1] 大学生にパソコン禁止令(Newsweekの記事の紹介) 2010年7月12日(月)13時09分

Newsweek.com https://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2010/07/post-1436.php 

第73回 テントウムシ②

とべ テントウムシ
たまご、ようちゅう、さなぎ、せいちゅう


とべ テントウムシ②

テントウムシが、とびたつところを みたことがありますか?
テントウムシを つかまえました。そして、わりばを けずって たてて みました。
テントウムシは、たかいほうに あるいていきます。
どうがの さいごは、スローモーション。みてください。「はねが なんまい あるのか」わかります。その りゆうを かんがえて みましょう。
 https://youtu.be/WAwGymzYtts 

(2021年6月11日に 21回「テントウムシ①」をおくりました。それは ここを クリック!)

https://bansyonote.blogspot.com/2021/08/NewsletterVol.21.html 

テントウムシを つかまえて、あなたの ゆびを たてて、ゆびに のせてみましょう。とびますよ!
ようちゅう

さなぎ

のぼっていきます

てっぺんまできた!

とぶ!!











 





 




2023-01-23

第72回 しおのつぶを「大きくそだてる」

しおと水をよういします
ちいさな しおの つぶを おおきく そだてました。
「えっ、しおを そだてるって へんじゃない?」
へんですねえ~。
ちいさな しおのつぶが、 ほうせきのような きれいな
さいころのような かたちに なりました。
この どうがを みてください。
あなたも つくれますよ。(おとなと いっしょにね)
https://youtu.be/1LS0j2vvz9Q 
しおのりょうは、どうがを見てください

こい塩水(飽和食塩水)をなべにいれます

3日たつと、小さなしおつぶがみえました


これぐらいの大きさ

これは、はじめにいれたしおつぶの顕微鏡写真

1しゅうかんたちました

ようじの大きさとくらべます
ほうわしょくえん水につるします
1か月たったら

しかくいかたち

大きなしおつぶが つながった






2023-01-22

第71回 アゲハのたんじょう

 

さなぎからでてくる
はねをのばす

アゲハチョウが うまれたよ 

あさ、さなぎの いろが かわっていました。
きのうまで みどりいろだったのに、いまは ちゃいろ。
「アゲハが うまれそうだ!」
それから 1じかん30ぷん じっと みていました。
さなぎの あたまのほうが
ピクッと うごきました。
アゲハチョウの たんじょうを どうがに とりました。
はねが かわくまで また 1じかん30ぷん。
それを 3ぷんの どうがに しました。

https://youtu.be/_JY0xRh6urU 

さなぎのいろが、かわってきました
やわらかいはねが でてきました

はねは しわくちゃ
6本のあしで ぶらさがっています

からだが ぜんぶでてきました
はねが、のびてきました
だいぶ はねが ひろがってきました

ひろがったはねが かわいてきました

すっかり 羽が のびて かわきました

第70回 水のマジック

なぜこぼれないの?

科学マジック③(岡村先生)

水のじっけん

コップの中に水をいれて、
①かみのふたをして、さかさまにしたら? 
②こんどは、そのふたをとったら?
③ふたをしないで、コップをさかさまにしたら?  
水はこぼれますか?  
なぜ??
さあ、どうがを みてください。

https://youtu.be/6sejSSBvIKo 

つぎは、しぜんのおたより!
●アゲハチョウを そだてています。さなぎになりました。

アゲハチョウ

【保護者の方へ】
「しぜんと科学のおたより」を、知り合いの方に紹介願います。スマートフォンから以下のURLをクリックするだけ! 
https://lin.ee/CTV4Igh
 


2023-01-19

第69回 科学マジック②ハンドパワーで ぼうを うごかす


科学マジック②(岡村先生)

せんしゅうの 「のびーる さなか」の タネあかし。
「なあ~んだ、そういうことか」
と、わかったら あなたも やってみましょう。
ここをクリック

https://youtu.be/VUjERUvOMJE 

ハンドパワー

こんしゅうは、

「ハンドパワーで ぼうを うごかす」

ここをクリック

https://youtu.be/xn3q-PryKj0 

100円ショップで うっているもので できます。
中学校の りか(理科)で、べんきょうしたら しかけが わかります。おたのしみに・・・・・
あなたもできます!ハンドパワー




第68回 科学マジック①

 

さかなが のび~る?

岡村先生の科学マジック① 

ダビンチサイエンスの おかむらせんせいの 科学マジックショーです。

①のび~る さかな

かみにかいた さかなが、てで こすると
のび~る!??
つぎは、
ちぢんだよ!??
このどうがを クリック

htts://youtu.be/E9_GTEvGg_c 

えっ、なぜ? わかったかな? 
こたえは らいしゅうの おたのしみ。
そらに うかぶ かみふうせん
この かみふうせんが うかぶの?
つぎは、そらに うかぶ かみふうせん。
よういするものは、
かみふうせんと ドライヤーだけ。
このどうがを クリック!

https://youtu.be/io2LHHEkE5k 

おうちでも できますね。

●さいごは、5がつの 自然のおたより。
しぜんのおたより(5月)
たねあかしは らいしゅう!